- 【著者プロフィール】 GMO天秤AIメディア編集部
- 生成AIの最新情報や使い方ガイド、活用事例などを紹介するメディアです。 AI初心者の方向けの情報からニッチな情報まで発信中!
📌 この記事の要約
-
Claude Sonnet 5.5が公開、料金はSonnet 5と同じ
Anthropicは2026年9月28日に「Claude Sonnet 5.5」を公開。API料金は入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドルのままで、タスクあたりのコストは最大30%下がる。 -
コーディングとパソコン操作で大きく進化
Terminal-Bench 4.0ではSonnet 5の10.3%から70.6%へ伸び、Opus 5.5の66.4%を上回った。OSWorld 2.1も80.1%と、Opus 5.5の81.8%に迫る。 -
難しい課題ではOpus 5.5が優位
FrontierCode 1.1ではSonnet 5.5が46.2%(Max)/52.1%(Xhigh)、Opus 5.5が54.4%と差が残る。コストと速度を重視するならSonnet 5.5が有力だ。 -
Sonnet初のセキュリティ保護機能を搭載
サイバー攻撃への悪用を防ぐ保護措置と、推論抽出を防ぐ安全分類器を、Sonnetとして初めて備えて公開された。
Anthropicは2026年9月28日、AIモデル「Claude Sonnet 5.5」を公開しました。料金はSonnet 5と同じまま、タスクあたりのコストは最大30%下がります。エージェント型コーディングの指標Terminal-Bench 4.0では70.6%を記録しました。
Claude Sonnet 5.5とは?公開日と位置づけ
Claude Sonnet 5.5は、2026年9月28日に公開されたAnthropicの最新AIモデルです。「Claude 5.5ファミリー」の2番目のモデルで、Sonnet 5のアップグレード版にあたります。Sonnet 5と比べて出力の生成速度は30%以上向上し、少ないトークン(AIが処理する文字の単位)で作業を終えられる効率も高まりました。
性能はどう変わった?主要ベンチマークで見る進化
ベンチマークとは、AIの能力を同じ条件で測るテストのことです。Sonnet 5.5は、特にコーディングとパソコン操作でSonnet 5から大きく伸びました。
Terminal-Bench・GDPvalなどの数値比較
| 評価項目 | Sonnet 5.5 | Sonnet 5 | Opus 5.5 |
|---|---|---|---|
| Terminal-Bench 4.0(自律的なコーディング) | 70.6% | 10.3% | 66.4% |
| OSWorld 2.1(パソコン操作) | 80.1% | 57.0% | 81.8% |
| GDPval-AA v2.1(知識作業) | 1844 | 1449 | 1846 |
Terminal-Bench 4.0はSonnet 5の10.3%から70.6%へと、60ポイント以上伸びています。
Opus 5.5との性能差
知識作業のGDPval-AAは1844と1846でほぼ並び、Terminal-Bench 4.0ではSonnet 5.5が上回りました。一方、FrontierCode 1.1ではSonnet 5.5が46.2%(Max)/52.1%(Xhigh)、Opus 5.5が54.4%と差が残ります。
価格とコスト削減の仕組み
API料金は、入力が100万トークンあたり2ドル、出力が10ドルで、Sonnet 5と同じです。Opus 5.5の入力4ドル、出力20ドルと比べると、半額に設定されています。
料金据え置きでもタスク当たりコストが下がる理由
単価が同じでも、処理が速く使うトークンが減るため、タスクあたりのコストが下がります。パートナー評価では、Slackで出力トークン約14%削減、Zendeskで20%高速なチケット処理が紹介されました。ただし30%は最大値であり、実際の削減幅は用途で変わります。
新機能・注目ポイント
Sonnet初のサイバーセキュリティ保護機能
Sonnet 5.5は、Sonnetモデルとして初めて、サイバー攻撃への悪用を防ぐ保護措置を備えて公開されました。Anthropicの最上位モデル向けに開発されたものと同様の仕組みです。AIの推論内容の抜き取り(推論抽出)を防ぐ安全分類器も、Sonnetとして初めて搭載されました。
画像理解力の向上
公式ページでは、Sonnetモデルとして初めて、スクリーンショットだけで「ポケモンレッド」を攻略した例が紹介されています。
よくある質問(FAQ)
Q. Claude Sonnet 5.5の料金はSonnet 5から変わりましたか?
変わっていません。入力は100万トークンあたり2ドル、出力は10ドルで、Sonnet 5と同じです。効率が高いため、タスクあたりのコストは最大30%下がります。
Q. Claude Sonnet 5.5はどうやって使い始められますか?
Claude Platformでモデル名「claude-sonnet-5-5」を指定して利用できます。AWS、Google Cloud、Microsoft Azureでも提供されています。思考機能をオフにしていた場合は「between_tools」設定への切り替えが必要です。
Q. Claude Sonnet 5.5とOpus 5.5はどちらを選ぶべきですか?
コストと速度を重視するならSonnet 5.5が有力です。FrontierCode 1.1のような難しい課題ではOpus 5.5が上回るため、用途に合わせた使い分けをおすすめします。
まとめ
Claude Sonnet 5.5は、料金を据え置いたまま出力速度を30%以上高め、Opus 5.5に迫る性能を実現したモデルです。Terminal-Bench 4.0でOpus 5.5を上回った点は、上位モデルとの境目が薄れてきたことを示しているでしょう。
まずSonnet 5.5を試し、足りない場面だけOpusに切り替える使い方が現実的です。Claude Platformなどで実際に触れて、ご自身の用途との相性を確かめてみてください。
