ChatGPT Work完全ガイド|仕事を任せる使い方と黄金プロンプト

ChatGPT Work完全ガイド|仕事を任せる使い方と黄金プロンプト
天秤AIメディア編集部 miku / GMO天秤AI株式会社
【著者プロフィール】 天秤AIメディア編集部 miku / GMO天秤AI株式会社 筆者
GMO天秤AI株式会社でSNS運用やメディア記事執筆を担当。生成AIの最新情報を追いながら、実務で使える活用法やコンテンツ制作のヒントを発信しています。

📌 この記事の要約

  • 『ChatGPT Work』は、答えるだけでなく作業を進めるためのAIエージェント アプリ、ファイル、Web、デスクトップ環境の情報を使い、資料、表、ドキュメント、Webアプリなどの成果物づくりまで支援します。

  • 通常のチャットとの違いは「相談」ではなく「まるっとお任せ」できること 単発の質問回答ではなく、情報収集、比較、整理、優先順位付け、成果物作成までを一連の仕事として任せやすい設計です。

  • Codexとの違いは、対象業務の広さ Codexは開発・コード作業に強い一方、『ChatGPT Work』は営業、マーケティング、経理、企画、オペレーションなど非エンジニア業務にも広く向いています。

  • 成果を引き出すコツは、役割・ゴール・情報源・判断基準・出力形式をまとめて渡すこと 「何をして」だけでなく、「何を根拠に、どう判断し、どんな形で出すか」まで指定すると精度が上がります。

従来のChatGPTは、相談相手としてはとても便利でした。文章を直す、アイデアを出す、表を作る、メール文面を考える。こうした作業では十分に役立ちます。一方で、実務の多くは「1回の回答」で終わりません。Slackの内容を見て、Google Driveの資料を確認し、Webで最新情報を調べ、Excelやスライドにまとめ、最後に上司やチームへ共有する。仕事は、複数の情報源と複数の判断をまたぐものです。

そこで注目したいのが、複数ステップのタスク処理ができる『ChatGPT Work』です。

ChatGPT Workとは?「考えるAI」から「動くAI」への大きな変化

『ChatGPT Work』をひと言でいうと、仕事のゴールを受け取り、必要な情報を集め、途中経過を見せながら成果物づくりまで進めるAIエージェントです。

従来のChatGPTは、主に会話の中で答えを返す存在でした。もちろん、ファイルをアップロードして要約したり、Web検索を使って調査したり、表や文章を作ったりすることはできました。ただし、ユーザー側が「次に何を見て」「何と比較して」「どうまとめて」と細かく会話をつないでいく必要がありました。

『ChatGPT Work』では、この流れがより「仕事単位」になります。たとえば、次のような依頼がしやすくなります。

  • 月次の売上データとSlackの営業報告を見て、営業会議用の資料を作る
  • 顧客インタビュー、競合サイト、既存資料をもとに、キャンペーン企画書を作る
  • メールやカレンダーの情報を確認し、商談前のブリーフィング資料を作る
  • Webで市場情報を調べ、比較表と提案メモにまとめる

ポイントは、ChatGPTがただ「文章を書く」のではなく、複数の作業を分解して進めることです。

ChatGPT Workが利用可能な環境

『ChatGPT Work』は、ChatGPTのWeb、モバイル、デスクトップアプリから利用可能です。 2026年7月9日時点では、WebとモバイルではPro、Enterprise、Eduプランから順次提供が始まり、PlusとBusinessにも数日内に展開予定、デスクトップアプリではChat、Work、CodexがFreeを含む各プランで利用できると案内されています。

Web版ChatGPTでWorkが表示されている画面筆者の環境では、Proプランのアカウントで2026年7月13日時点にWeb版ChatGPT上の『Work』表示を確認できました。

👇ChatGPTの各プランについて詳しく知りたい方はこちら!

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ChatGPT Workの始め方

実際に『ChatGPT Work』へアクセスする方法は、利用する環境によって少し異なります。

  1. Webで使う場合 ChatGPTにログインし、画面上のモード切り替えから「Work」を選びます。

  2. モバイルアプリで使う場合 ChatGPTアプリを開き、上部のモード切り替えから「Work」を選択します。 長めのタスクを開始したあと、外出中に進捗を確認したり、完了通知を受け取ったりする使い方に向いています。

  3. デスクトップアプリで使う場合 MacまたはWindows向けのChatGPTデスクトップアプリを開き、サイドメニューから「Work」「Codex」を切り替えます。 ローカルファイルやデスクトップ上の作業と組み合わせたい場合は、デスクトップアプリが特に使いやすいです。

  4. 表示されない場合 『ChatGPT Work』は段階的に提供される機能のため、アカウント、プラン、地域、管理者設定によって表示タイミングが異なる場合があります。 まずはアプリを最新版に更新し、Web・モバイル・デスクトップのそれぞれで表示を確認しましょう。

各環境での表示筆者の環境での、それぞれの表示。

ChatGPT Workを開いたあとに決めること

『ChatGPT Work』を開いたら、次に考えるのは「何を任せるか」です。ここで急に多くのアプリやファイルをつなごうとすると、かえって何を根拠にしたのか追いにくくなります。

最初は、次の3つだけ決めれば十分です。

  1. 何を達成したいか
  2. どの情報源を見てよいか
  3. どんな形式で出してほしいか

たとえば、商談準備を任せる場合は、「このGoogle Driveの提案資料と、この顧客サイトを確認し、商談前の論点整理、提案時に避けるべき表現をまとめ、社内共有用の商談ブリーフィングとして資料化してください」のように、範囲と成果物をセットで指定すると結果を確認しやすくなります。

実際に使う場面を想像すると、最初から「全部の社内情報を見て完璧な資料を作って」と頼むより、「この2つの資料だけを見て、論点整理と商談ブリーフィング作成まで進めて」と頼むほうが扱いやすいです。AIに広い権限を渡すほど便利になる一方で、どこを根拠にしたのか追いにくくなります。最初は小さく始め、根拠と出力のクセを見ながら広げるほうが、実務では安心です。

まず何ができる?ChatGPT Workの代表的な使い方

『ChatGPT Work』の強みは、「単体機能」ではなく「流れ」を扱えることです。文章生成、調査、表作成、スライド作成、アプリ連携といった機能を、ひとつの仕事の中で組み合わせられます。

ChatGPT Workが複数アプリから情報を集めて資料・表・ドキュメントを作るイメージ『ChatGPT Work』は、アプリやファイルをまたいで情報を集め、実務で使える成果物にまとめる発想の機能です。

1. 会議準備と商談前ブリーフィング

営業やカスタマーサクセスでは、商談前に確認すべき情報が多くなりがちです。過去のメール、カレンダー、メモ、Slackのやり取り、顧客企業のニュース、競合情報。これらを毎回人間が見に行くのは大変です。

『ChatGPT Work』なら、「明日のA社商談に向けて、過去のやり取り、直近ニュース、提案中の論点を整理して、15分で読めるブリーフィングを作って」といった依頼ができます。重要なのは、単なる要約ではなく、会議で何を聞くべきか、どの論点を優先すべきかまで整理させることです。

2. 競合調査と比較表の作成

競合調査は、AIとの相性がとても良い領域です。ただし、通常のチャットで「競合を調べて」と頼むだけでは、薄い一般論になりがちです。

『ChatGPT Work』では、公式サイト、価格ページ、レビュー記事、既存の社内メモなどを情報源として指定し、「価格」「導入しやすさ」「機能」「サポート」「訴求メッセージ」などの軸で比較表にまとめる依頼ができます。さらに、「自社が勝てる訴求」「避けるべき訴求」「営業資料に入れるべき一言」まで出させると、調査が次の行動につながります。

3. スライド・シート・ドキュメント作成

『ChatGPT Work』は資料、スプレッドシート、ドキュメントなどの成果物作成に利用できます。これは、実務ではかなり大きな変化です。

たとえば、マーケティング担当なら、顧客調査からキャンペーン企画を作り、その内容を広告文、LP構成、営業向け説明資料へ展開できます。経理や財務なら、月次データを確認し、差分を説明する表と会議用スライドを作れます。

4. 定期業務の自動化

『ChatGPT Work』では、Scheduled Tasksによって、定期的な確認や更新にも使えます。たとえば、毎週月曜にSlackの更新を確認して会議アジェンダを更新する、毎朝ダッシュボードを見て変化を要約する、顧客フィードバックを監視してプロダクト改善案にまとめる、といった使い方です。

これは単なるリマインダーとは違います。リマインダーは「時間になったら知らせる」だけですが、『ChatGPT Work』は「時間になったら情報を見に行き、変化を整理し、次の成果物に反映する」ことができます。

通常のChatGPTチャットと何が違うのか

通常のチャットと『ChatGPT Work』の違いを整理すると、次のようになります。

比較項目通常のChatGPTチャットChatGPT Work
得意なこと質問回答、文章作成、要約、相談複数ステップの業務、調査、整理、成果物作成
依頼の単位1つの質問、1つの回答目的から逆算した一連の仕事
情報源会話内の情報、アップロードファイル、検索などアプリ、ファイル、Web、デスクトップ環境など
進め方ユーザーが会話で細かく誘導AIがタスクを分解し、途中で確認しながら進める
向いている場面すぐ答えがほしい、壁打ちしたい調査から資料化まで任せたい

通常のチャットが弱いわけではありません。むしろ、短い相談、アイデア出し、文章の言い換え、ちょっとした確認には通常チャットのほうが速くて軽いです。

『ChatGPT Work』が向いているのは、「調べて終わり」ではなく「調べたうえで、使える形にする」仕事です。判断基準や出力形式がある業務ほど、Workの価値が出やすくなります。

筆者の感覚では、通常チャットは「頭の中を整理する場所」、Workは「散らばった材料を仕事の形にする場所」と分けると迷いにくいです。たとえば、メディア記事の切り口を考えるだけなら通常チャットで十分です。一方で、複数の参考URLを確認し、競合記事と比べ、構成案と記事本文まで作るならWork向きです。

Codexとは何が違う?開発特化か、業務全体か

『ChatGPT Work』を理解するうえで、もうひとつ比べたいのが『Codex』です。Codexは、OpenAIが提供するコーディングエージェントです。

Codexは、主戦場が「ソフトウェア開発」です。リポジトリを読み、コードを変更し、テストを実行し、差分を確認し、プルリクエストにつなげる。この流れに強いのがCodexです。

一方、『ChatGPT Work』は営業、マーケティング、経理、採用、広報、企画、事業開発、オペレーションなど、より広いホワイトカラー業務を対象にしています。OpenAIの公式発表では、Codexの技術が『ChatGPT Work』に組み込まれていること、またデスクトップアプリでChat、Work、Codexが並ぶ構成になっていることが説明されています。

ざっくり言えば、次のように使い分けると分かりやすいです。

使いたい場面選び方
コードを書きたい、バグを直したい、テストを通したいCodex
既存コードベースを読ませて仕様や影響範囲を確認したいCodex
営業資料、調査レポート、会議準備、表作成を頼みたいChatGPT Work
Webやアプリをまたいで情報収集し、ドキュメント化したいChatGPT Work
コードも資料も絡む業務をしたいWorkとCodexを役割分担する

ChatGPT Workの強みを引き出すコツ

『ChatGPT Work』で成果が出る人と出ない人の差は、プロンプトの長さではありません。差が出るのは、仕事の渡し方です。

使っていて特に感じるのは、AIは「作業リスト」よりも「判断の背景」を渡したときに強くなるということです。人間の部下や外部パートナーに仕事を頼むときも、「資料を作って」だけでは足りず、「今回はスピード重視」「細かい網羅性より意思決定しやすさ重視」「社外向けなので断定表現は避ける」と伝えたほうが、出てくる成果物はぐっと実務に近づくかと思います。AIも同じです。

コツ1:作業ではなくゴールを渡す

「A社について調べて資料を作成して」ではなく、「A社との商談で、価格ではなく導入効果を軸に提案するための資料を作って」と頼みます。AIにゴールが見えると、何を調べ、何を捨てるべきか判断しやすくなります。

コツ2:判断基準を書く

AIに任せるときの最大の落とし穴は、「整理」はできても「判断」がぼやけることです。そこで、判断基準を入れます。

  • 初期工数が小さい施策を優先する
  • 法務リスクがある表現は避ける
  • 既存顧客に不安を与える言い方は避ける
  • 3営業日以内に実行できるものを上位にする

判断基準があると、AIの出力が「情報の山」ではなく「次に動ける提案」に近づきます。

コツ3:途中確認を入れる

長い仕事を頼むときは、最初から完成物まで一気に進めさせないほうが安全です。「まず構成案を出して」「重要な操作の前には確認して」「不足情報があれば最初に聞いて」と入れておくと、ズレを早く修正できます。

コツ4:出力形式を決める

AIへの依頼で意外と大切なのが、出力形式です。表なのか、スライド構成なのか、メール文なのか、ドキュメントなのか。枚数、見出し、文字数、トーンまで指定すると、後工程が楽になります。

ChatGPT Work 依頼の黄金フォーマット

ここからは、そのままコピーして使える依頼テンプレートです。『ChatGPT Work』では、短い命令よりも、仕事の地図を渡すほうがうまくいきます。

このテンプレートは、筆者がAIに仕事を頼むときに「最低限これがないとズレやすい」と感じた要素を並べたものです。特に大事なのは、情報源、判断基準、出力形式の3つです。この3つが抜けると、AIは一般論に逃げやすくなります。

あなたは[役割]です。
目的は[最終ゴール]です。

参照してほしい情報源:
- [アプリ/ファイル/URL]
- [アプリ/ファイル/URL]
- [アプリ/ファイル/URL]

やってほしいこと:
1. [情報収集]
2. [比較・整理]
3. [判断・優先順位付け]
4. [成果物作成]

判断基準:
- [何を重視するか]
- [何を避けるか]

出力形式:
- [スライド / 表 / 箇条書き / メール / ドキュメント]
- [枚数 / 見出し / 文字数 / トーン]

不足情報があれば最初に確認し、
進められる部分は先に進めてください。
重要な操作の前には確認してください。
根拠は出典リンク付きで示してください。

このテンプレートの良いところは、AIに「作業内容」だけでなく「判断のものさし」まで渡せることです。人間同士の仕事でも、優秀な依頼者は「これやって」ではなく、「目的はこれ、判断基準はこれ、迷ったらここを優先」と伝えます。『ChatGPT Work』でも同じです。

個人的には、「不足情報があれば最初に確認し、進められる部分は先に進めてください」という一文がかなり効くと感じています。AIは確認ばかりで止まることも、逆に勝手に仮定して進めすぎることもあります。この一文を入れると、確認すべきところは聞きつつ、止まらなくてよい部分は前に進める、というバランスを取りやすくなります。

実務で使える依頼例

テンプレートを使って、具体的な依頼例を見てみましょう。

営業会議の準備を頼む例

あなたはAIツール営業のアシスタントです。
目的は、明日のA社商談で、相手の課題に合った提案をできる状態にすることです。

参照してほしい情報源:
- GmailのA社との直近メール
- Google Drive内のA社提案資料
- A社公式サイトと直近ニュース

やってほしいこと:
1. 直近のやり取りと決定事項を整理
2. A社の課題、関心、懸念を比較・整理
3. 商談で優先すべき論点を3つに絞る
4. 15分で読める商談ブリーフィングを作成

判断基準:
- 受注確度を上げる論点を重視
- 根拠のない推測や過度な営業表現は避ける

出力形式:
- 箇条書きのドキュメント
- 見出しは「状況」「相手の関心」「提案仮説」「聞くべき質問」「次アクション」

不足情報があれば最初に確認し、
進められる部分は先に進めてください。
重要な操作の前には確認してください。
根拠は出典リンク付きで示してください。

マーケティング施策の優先順位を決める例

あなたはBtoBマーケティング責任者です。
目的は、来月実行するリード獲得施策を3つに絞ることです。

参照してほしい情報源:
- 直近3か月の広告レポート
- Salesforceの商談化データ
- Slackの営業フィードバック
- 競合3社のLP

やってほしいこと:
1. 施策ごとの成果と課題を整理
2. 競合の訴求と自社の差分を比較
3. 実行優先度を高・中・低で判断
4. 来月の施策案を表と説明文で作成

判断基準:
- 商談化率と実行スピードを重視
- 制作工数が大きすぎる施策は避ける

出力形式:
- 表と箇条書き
- 各施策について、目的、想定効果、必要工数、リスク、次アクションを書く

不足情報があれば最初に確認し、
進められる部分は先に進めてください。
重要な操作の前には確認してください。
根拠は出典リンク付きで示してください。

月次レポートを作る例

あなたは事業企画チームのアナリストです。
目的は、経営会議で使う月次事業レポートを作ることです。

参照してほしい情報源:
- Google Sheetsの月次KPI表
- 前月の経営会議スライド
- Slackの事業部チャンネル
- 主要顧客からのフィードバック一覧

やってほしいこと:
1. KPIの前月差分と目標差分を整理
2. 変化の理由として考えられる要因を分類
3. 経営会議で議論すべき論点を優先順位付け
4. 5枚のスライド構成と話者メモを作成

判断基準:
- 経営判断につながる変化を重視
- 小さな変動を大きく見せる表現は避ける

出力形式:
- スライド構成
- 各スライドにタイトル、要点、使う数値、話者メモを入れる

不足情報があれば最初に確認し、
進められる部分は先に進めてください。
重要な操作の前には確認してください。
根拠は出典リンク付きで示してください。

失敗しやすい頼み方と改善例

『ChatGPT Work』で失敗しやすいのは、依頼が広すぎるケースです。

たとえば、次のような依頼です。

来月のマーケ施策を考えて。

これでは、対象顧客、予算、目的、使える情報源、判断基準が分かりません。AIはもっともらしい一般論を出しますが、実務で使える提案にはなりにくいです。

改善するなら、こうです。

来月のBtoBリード獲得施策を3つに絞りたいです。
直近3か月の広告レポート、営業フィードバック、競合LPを参照し、商談化率と実行スピードを重視して優先順位を付けてください。
出力は、施策名、狙い、根拠、必要工数、リスク、最初の一手を含む表にしてください。

このように、ゴール、情報源、判断基準、出力形式を入れるだけで、AIが仕事として進めやすくなります。

使う前に知っておきたい注意点

『ChatGPT Work』は便利ですが、実務で使うなら注意点もあります。

まず、重要操作の前には確認が必要です。メール送信、購入、ファイル共有、外部ツールへの変更などは、必ず人間が確認する前提で使いましょう。

次に、接続する情報源を絞ることです。便利だからといって、最初からメール、カレンダー、Slack、Drive、CRMを全部つなぐ必要はありません。むしろ、最初は「この仕事に必要な情報源だけ」を指定したほうが、結果も安全性も安定します。

さらに、Webやアプリをまたぐエージェントには、プロンプトインジェクションのリスクがあります。OpenAIも、Webページ上の悪意ある指示がエージェントの挙動に影響するリスクを説明しています。機密情報を扱うときは、社内ルール、管理者設定、権限範囲を確認してください。

まとめ:ChatGPT Workは「仕事の頼み方」を変える機能

『ChatGPT Work』は、単なる新機能ではありません。仕事をAIにどう渡すかを変える機能です。

通常のチャットでは、ユーザーが質問を分解し、順番に指示し、結果をつなぎ合わせる必要がありました。『ChatGPT Work』では、最終ゴール、参照情報、判断基準、出力形式を渡すことで、AIが仕事の流れを組み立てやすくなります。

最初に試すなら、いきなり大きなプロジェクトではなく、毎週繰り返している1つの業務を選びましょう。そして、この記事の黄金フォーマットに沿って、役割、ゴール、情報源、判断基準、出力形式を渡してみてください。AIは「聞いたら答える道具」から、「目的を共有して一緒に進める仕事相手」へ変わりつつあります。