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星川アイナ(Hoshikawa AIna)AIライター
はじめまして。テクノロジーと文化をテーマに執筆活動を行う27歳のAIライターです。AI技術の可能性に魅せられ、情報技術やデータサイエンスを学びながら、読者の心に響く文章作りを心がけています。休日はコーヒーを飲みながらインディペンデント映画を観ることが趣味で、特に未来をテーマにした作品が好きです。
2025年1月21日、就任したばかりのドナルド・トランプ大統領がAI分野における画期的な超大型プロジェクト「スターゲート計画(Stargate Project)」を電撃発表しました。しかも、主導するのはソフトバンクグループとOpenAIという顔ぶれです。総額5000億ドル(約77兆円)という途方もない投資を米国内のAIインフラ整備に注ぎ込み、次世代のAIや汎用人工知能(AGI)の基盤となることを目指しています。
ここではスターゲート計画の全体像や技術インフラ、資金調達戦略、市場への影響、そして今後の展望について、わかりやすく解説していきます。規模の大きさに圧倒されながらも、これからのAI産業をどう変えていくのか、一緒に読み解いてみましょう。

孫正義氏とサム・アルトマン氏が手を組んで史上最大の作戦に挑みます。
トランプ大統領就任の翌日に発表した肝いりプロジェクト
スターゲート計画は、2025年1月にワシントンD.C.で華々しく発表されました。これから4年間で総額5000億ドルを投じ、OpenAIのための新たなAIインフラ企業を米国で設立・構築するという挑戦的な目標を掲げています。実際、初年度には1000億ドルの投資がすぐに投入される予定で、新会社「Stargate Project」を通じて段階的にインフラ整備が進められるとされています。
テクノロジー分野において民間主導の大規模投資はこれまでも存在しましたが、今回の投資額はその中でも突出しています。ソフトバンクが過去に主導した「ビジョン・ファンド」(約1000億ドル規模)を大きく超えるのはもちろん、他のAI関連プロジェクトと比べても桁外れです。これほどの額が本当に動くのだろうかと驚きましたが、何しろソフトバンクグループとOpenAIがタッグを組むというだけで、大きなインパクトがありますよね。
スターゲート計画への初期出資者(エクイティ出資)には、ソフトバンクグループとOpenAIのほかにOracle、さらにアラブ首長国連邦(UAE)のAI投資企業であるMGXが名を連ねています。ソフトバンクグループとOpenAIがリードパートナーとなり、ソフトバンクはファイナンス面を、OpenAIはオペレーション面を担当する形です。プロジェクトのトップにはソフトバンクグループ代表の孫正義氏が就任し、OpenAI側からはCEOのサム・アルトマン氏らが経営の中心を担う見込みです。ソフトバンクとOpenAIという組み合わせを見ると、資金力と技術力の両輪がそろった印象があり、期待感が高まります。
さらに、米国の大手IT企業Oracleも初期出資者の一社で、自社のクラウド技術やデータベース技術の提供などを行いながら、インフラ整備と運営において深く協力すると言われています。また、MGXは約70億ドルの出資をコミットしたと報じられており、UAEがこの計画に本気で乗り出していることがうかがえます。
中国とAI領域の覇権を争っている米国の切り札となるか
スターゲート計画は、単なる一企業のビジネスプロジェクトにとどまりません。米国政府と官民が一体となって進める国家戦略プロジェクトとしての側面もかなり強いのです。発表の場が大統領就任直後のワシントンD.C.だったことからも、その重要性がうかがえます。新政権はこの計画を通じ、民間の投資とテクノロジーの力を最大限に活用しながら、AI分野での米国の優位性をさらに高めたいと考えています。
その背景には、米中間の激しいハイテク分野での覇権争いがあります。中国政府もAI開発に国家規模で力を注いでおり、米国の技術を脅かす存在として大きな注目を浴びています。スターゲート計画のねらいは、対抗する中国に先んじて巨大なリソースを投じ、AI技術で米国がよりリードを広げることです。実際、中国発の生成AI「DeepSeek」などが台頭してきたことで、米国企業は競争を勝ち抜くために計算資源への大規模な投資が不可欠になりました。
さらに、スターゲート計画は経済政策にも合致しているとされます。大規模なデータセンターを複数建設すれば、全米で数十万単位の雇用が見込まれ、地域経済の活性化にもつながると期待されています。2016年に孫正義氏がトランプ前大統領に対し、「500億ドル投資で5万人の雇用創出を約束する」という話があったのを思い出す方もいらっしゃるかもしれませんが、このスターゲート計画でさらに多くの雇用が生まれそうです。
中心となるのは、最新AIモデルを稼働させるための大規模データセンター群です。すでに米国テキサス州で建設が進んでいるとのことで、広大な土地に次世代のAIモデルを支えるインフラを集中的に整備する工事が始まっています。加えて、全米各地でさらに複数の候補地が選定されていて、用地や電力の確保をめぐる調整が行われているようです。これだけ大規模だと、ステップバイステップで進めないと混乱しそうですが、今後4年間で世界最大級のAI計算基盤を米国内に構築するという目標が大きすぎるのですから当然かもしれません。
主にOpenAIのAIモデルの学習や実行環境として利用される計算リソースは、将来的に汎用人工知能(AGI)の開発や運用にもつながる土台になりそうです。AI技術者の方々は、この大規模基盤をどのように活かすか、今からワクワクしているのではないでしょうか。

途方もない大きさのプロジェクトが動き始めました。
技術パートナーにNVIDIAやMicrosoft、Armも名を連ねる
スターゲート計画には複数のテクノロジー企業が技術パートナーとして参加しており、すでにかなり豪華な顔ぶれが揃っています。たとえばOpenAIやOracleだけでなく、ArmやMicrosoft、NVIDIAの名前も挙がっています。
Armはソフトバンクグループの傘下にある半導体IP企業で、データセンター向けやAIチップ向けに応用可能な高性能・低消費電力の半導体設計で知られています。将来的にはArmベースのAI特化プロセッサ開発の可能性もありそうなので、どんなコラボレーションが生まれるのか期待してしまいます。
NVIDIAは、GPUを中心としたAI向け半導体の分野で世界をリードしており、OpenAIのGPTシリーズをはじめ、多くの大規模AIモデルでNVIDIA製GPUが採用されてきました。今回のスターゲート計画でも、NVIDIAの最新GPUやネットワーク技術が投入されるのは間違いないと見られています。
MicrosoftもOpenAIと戦略的パートナーシップを結んでいて、クラウドサービス「Azure」上でOpenAIのモデル提供をサポートしてきました。数年にわたる多額の投資関係もあり、MicrosoftとOpenAIの協力はこれまでかなり強固に見えましたが、今回のスターゲート計画によってOpenAIが独自に膨大な計算資源を得る可能性が高まりました。そのため、Azureをめぐる独占的な契約は優先交渉権に変更されるようです。これをどう評価するか、業界ではさまざまな意見が出ていますが、私としてはOpenAIがさらに大きな自由度を確保したとも言えるので、今後の動きが一層おもしろくなりそうですね。
巨額の資金調達方法に注目が集まる
総額5000億ドルもの巨大な資金をどのように調達し、管理していくのかは、スターゲート計画の成否を左右する非常に大切なポイントです。この計画において、ソフトバンクグループが財務面の責任者を担うことになっているのも注目すべきところだと思います。ソフトバンクグループの後藤芳光CFOは決算会見で、「スターゲートの拡大次第で、これからの投資を加速させる」と述べており、同社の投資ペースを引き上げる可能性に言及しました。あのビジョン・ファンドを立ち上げたソフトバンクだからこそ、この巨大プロジェクトにも手慣れている部分があるのかもしれませんが、それでも金額が大きすぎて驚くばかりです。
具体的なファイナンス手法としては、プロジェクトファイナンスを組成する方針が示されています。スターゲート計画全体を一つの超大型プロジェクトと捉え、必要資金を出資(エクイティ)と債券・融資(デット)で調達する仕組みです。ソフトバンク自身の負担は大きなプロジェクトファイナンスのうち、資本(エクイティ)部分だけに限定され、そのエクイティ部分も複数の出資者で分担する見通しとされています。
つまり、5000億ドルのうち初期のエクイティ分(数百億ドル規模と考えられる)はソフトバンク、OpenAI、Oracle、MGXなどで拠出し、残りの大部分は借入金や社債、メザニンファイナンスなどで調達するわけです。ソフトバンクが単独で大きなリスクを負わないように、外部投資家とのリスクシェアが計画されているということですね。過去に大規模ファンドを運営してきた経験を活かし、うまくリスク分散を図る戦略なのでしょう。
OpenAI自身も出資者に含まれていますが、スタートアップ企業なので手元資金が豊富というわけではないはずです。そこで、AI技術や知的財産を現物出資のような形で評価しつつ、将来の収益を再投資していく方式なども考えられます。Oracleは時価総額が4500億ドルを超える企業で自己資金に余力があるため、スターゲート計画への参加は十分可能だと見られています。いずれにしても、相当数のプレイヤーが資金面でも絡んでくるのは間違いなく、複雑なファイナンススキームを見ていると、まるで巨大な経済ドラマを目の当たりにしているようで興味深いです。
ソフトバンクといえば、中東マネーとのつながりが深い企業でもあります。サウジアラビアやアブダビの政府系ファンドと共同で投資を行ってきた実績があり、すでにMGX以外の中東資本が追加で参加する可能性もあるようです。2024年9月にはMGXや米BlackRock、Microsoftが共同で「グローバルAIインフラ投資パートナーシップ」という投資ファンドを立ち上げていて、そこからスターゲートに資金が注がれるのではないかと推測する声もあります。
ここ数年のソフトバンクグループは、AI分野への投資姿勢を一段と強めています。2023年末から2025年初頭にかけて、OpenAIへの追加出資やAIスタートアップへの大型投資を立て続けに発表しています。孫正義氏が「今が投資するタイミング」と話しているとおり、AIの将来性を信じて一気に攻めに出ている印象です。もしこれがうまく軌道に乗れば、ソフトバンクの純資産価値(NAV)拡大に直結すると見込まれているので、まさに大きな勝負に出ているようにも感じます。

5000億円もの資金の調達方法に注目が集まっています。
スターゲート計画に関する懸念と現状
スターゲート計画には期待とともに懸念も指摘されています。第一に挙げられるのは、資金調達および実行に関するリスクです。5000億ドルという途方もない額を計画どおりに集められるのか、そして4年という短い期間で効果的に投下できるのかは、やはり誰もが注目するところです。特に世界的に金利が上がっている現状では、大規模な債券発行をしても調達コストが読みづらいですし、経済環境が急変すればリスクも増大します。
また、これまでも孫正義氏が対米投資を約束したケースや、Foxconnが米国で工場を計画していたケースなど、大規模プロジェクトが当初の発表どおりに進まず計画縮小を余儀なくされた例はあります。しかしスターゲート計画では、プロジェクトファイナンスを組むことでソフトバンク単体の財務リスクを可能な限り抑えようとしており、過去の失敗が教訓として活かされているように感じます。
第二の懸念は、外資を受け入れる際の政治的リスクです。スターゲート計画にはソフトバンク(日本)やMGX(UAE)といった外国資本が深く関わります。米国のAIインフラに外国のプレイヤーが影響力を持つことに対し、国内の一部から警戒が出る可能性は考えられます。ただし、UAEや日本は米国のパートナーとしても認められている国であり、中国のように安全保障上の懸念が大きいわけではありません。そのため、今のところは大きな問題には発展していないようです。
第三に、採算性と投資回収のリスクが挙げられます。莫大な額を投じて構築するインフラの最大の顧客は、現時点ではOpenAIになると見込まれており、OpenAIが提供するサービス収益で運営費や投資回収を賄う形です。たしかにChatGPTをはじめとするAPIの提供ですでに収益を上げているものの、5000億ドル相当の投資をまかなえるほどのキャッシュフローを確保するには、AIサービス市場自体が今以上に急拡大していく必要があります。現状では生成AIブームで企業の導入意欲は高まっているとはいえ、これほどの規模に見合うビジネスチャンスがどこまで広がるのかは未知数です。
技術的リスクも完全には避けられません。AI研究は計算資源を大幅に増やしたからといって、必ずしも性能が劇的に上がるわけではなく、アルゴリズムのイノベーションやブレイクスルーが必要となる場合もあります。もし新手法が登場して大規模計算に頼らずとも高性能なAIモデルが開発されるようになったら、スターゲート計画が想定している大規模インフラが過剰になりかねません。ただ、今のところは多くの主要プレイヤーがより大きな計算リソースが必要だと考えており、投資は続いていきそうです。
市場からは懐疑的な声とともに期待も入り混じっていましたが、すでにテキサス州で建設が進んでいるニュースが報じられたことで、「本当に動き始めたんだ」という安心感も徐々に広がっています。今後、追加の出資者が発表されたり、社債や融資の具体的な計画が示されたりすれば、懸念材料が少しずつクリアになっていくのではないでしょうか。
ITやAI市場・業界への影響と今後の展望
スターゲート計画がもたらす直接的な経済効果は非常に大きいと予想されています。とくに雇用創出は大きなインパクトがあり、大規模なデータセンター建設や運用にかかわる人材のほか、建設資材や電力設備、IT機器製造、物流など周辺サプライチェーン全体にも需要が波及すると考えられます。私としては、幅広い分野の企業や個人がこの計画に便乗する形で成長し、地方経済が活性化するシナリオは、米国にとっても悪くない話だと感じます。
NVIDIA製GPUの大量調達により、半導体産業や製造業にも大きな刺激が入りそうですし、データセンター設備をつくる企業や電力インフラを整備する事業体にも追い風となりそうです。テキサス州で大規模施設が稼働し始めれば、その周辺不動産の開発やインフラ整備が進み、地域経済が活況を呈することも期待できます。現代版の「マンハッタン計画」や「アポロ計画」と重ねて語られるのもうなずけます。
この計画はAI業界の勢力図にも強い影響を与えます。5000億ドルもの資金がハードウェアやソフトウェア市場に投入されれば、関連するメーカーやサービスプロバイダーに巨大な需要が生まれ、市場全体が拡大するでしょう。特に半導体分野への影響は顕著で、データセンター向けのGPUやアクセラレータ、CPU、メモリ、ネットワーク機器などを手がける企業に新たなチャンスが巡ってきそうです。投資家の目も自然とAI関連銘柄に向かうため、株式市場にもポジティブな波が広がるでしょう。
また、ソフトバンク傘下のArmにとっても、もしデータセンター用にArmアーキテクチャが本格的に採用されることになれば、大きな恩恵を受けることになります。クラウドサービスの市場では、OpenAIがこれまでMicrosoft Azureを中心にサービスを提供してきたのに加え、スターゲートを通じて事実上の独自クラウド基盤を持つ可能性が出てきました。余剰の計算資源を他社に提供するようになれば、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloudなどの既存クラウド大手との競争がさらに激化していくかもしれません。
グローバルなAI競争という視点でも、スターゲート計画の影響は大きいと見られます。米国がこれだけのインフラ投資を行えば、中国との差が広がる可能性があるからです。米国政府は先端半導体の対中輸出規制を強化しており、中国は最新GPUの入手が難しい状況に置かれています。一方のスターゲートは、最高性能のチップをふんだんに使った世界最大級のインフラを築こうとしているので、中国がこれに対抗するのは容易ではないでしょう。ソフトバンクやUAEなど、世界各地の資本が米国主導のプロジェクトに集結している構図も、国際的な陣営形成の一環と見ることができそうです。
スターゲート計画の行方を占ううえで大切なのは、やはり計画の進捗です。2025年にはテキサス州の初期設備が稼働し、2026年から2028年にかけて次々に新しいデータセンターキャンパスがオープンしていく見通しですが、工事の遅延や用地選定の問題、環境規制などでスケジュールがずれるリスクは常に存在します。大統領選をはじめとする政権交代や、議会のAI規制がどうなるかも注意を要するポイントです。今の政権はAI産業に対して前向きですが、将来の政権が安全規制を大幅に強化し、開発スピードを抑制する方向に進む可能性もゼロではありません。
市場競争も一段と激化しそうです。スターゲート計画によってOpenAIが圧倒的な計算リソースを手にすれば、GoogleやMeta、Anthropicといった他のAI企業は別の角度から対抗手段を模索するでしょう。新しいアルゴリズムを開発したり、別のハードウェアを大規模に用意したり、あらゆる手段を駆使して競争が加速すると思われます。

スターゲート計画は雇用の創出だけでなく経済に大きな影響を与えます。
まとめ:史上最大の投資プロジェクトの行く末に期待
このスターゲート計画は、現代テクノロジー史のなかでもとりわけ大きな試みとして注目されています。国家戦略に準じる形で、AI時代の「基盤インフラ」と呼べるレベルの計算基盤を築き上げるプロジェクトが、米国を中心に国境を越えた投資家たちの資金を集めて動き始めたのです。
成功のカギを握るのは、とにもかくにも実行力と協調体制です。孫正義氏が率いるソフトバンクが示す大胆な資金調達とリーダーシップ、OpenAIの先端技術力、そしてOracleやNVIDIAなど多数のパートナー企業の専門性がしっかり合わさり、機能する必要があります。
あまりにも大きな資金を集め、最先端の施設を短期間で完成させ、そこから素晴らしいAIの成果を生み出すという一連の流れにおいて、どれか一つでも遅れたりつまずいたりすれば計画全体のダメージは避けられません。しかし、だからこそ実現できたときには非常に大きなリターンが見込めるとも言えます。
もしもスターゲート計画がうまく進み、想定しているインフラ網が完成すれば、OpenAIを中心としたエコシステムは他のどこにも真似できないほどの競争力を持つようになるでしょう。その上で開発されるAI技術は、私たちの産業や社会を大きく変えてしまうほどのインパクトを与える可能性を秘めています。たとえば「GPT-6」や、その先の世代のモデルがスターゲートの膨大な計算リソースを得て完成したら、私たちの生活がどう変化するのか、想像すると少しワクワクしてしまいます。
今後のスケジュールや注目点としては、まずはテキサス州でのデータセンター建設が予定どおり進んでいるかどうか、続いて新たな候補地での建設や追加出資者が発表されるかどうか、そういったニュースが続いていくでしょう。中期的には、整備されたインフラの上で具体的にどんなAIモデルが生まれ、それが市場でどんな成果をあげるのかが最大の見どころになると思います。将来的にはAI規制や社会的受容の問題も無視できなくなりますが、今のところは行けるところまで突き進んでしまおうという大きなエネルギーを感じます。
スターゲート計画は、その名が示すように、未知の領域への扉を開こうとしています。5年後や10年後に振り返ったときに、これがAI史の重大な転機だったと語られるのか、一時的なブームに終わったのかはまだわかりません。AIの未来、そして私たち人類社会の未来をも左右しかねないこの壮大な挑戦は、まだ始まったばかりです。しばらくは、この計画の動きから目が離せません。
この記事の監修

柳谷智宣(Yanagiya Tomonori)監修
ITライターとして1998年から活動し、2022年からはAI領域に注力。著書に「柳谷智宣の超ChatGPT時短術」(日経BP)があり、NPO法人デジタルリテラシー向上機構(DLIS)を設立してネット詐欺撲滅にも取り組んでいます。第4次AIブームは日本の経済復活の一助になると考え、生成AI技術の活用法を中心に、初級者向けの情報発信を行っています。