画像生成AI

【プロンプトあり】GPT image 2.0で画像制作はどこまで内製化できる?マーケ担当向け活用法7選

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【プロンプトあり】GPT image 2.0で画像制作はどこまで内製化できる?マーケ担当向け活用法7選

筆者 天秤AIメディア編集部 miku / GMO天秤AI株式会社

天秤AI株式会社でSNS運用やメディア記事執筆を担当。生成AIの最新情報を追いながら、実務で使える活用法やコンテンツ制作のヒントを発信しています。


画像生成AIの話題は増えていますが、マーケティング担当者の実務に引き寄せると、気になるのは「面白い画像が作れるか」よりも、どこまで制作業務を内製化できるかではないでしょうか。SNS投稿画像、記事サムネ、バナー案、図解、イベント告知、既存クリエイティブの文言差し替え。こうした日常業務は件数が多く、しかも締切が短いため、毎回ゼロから外注やデザイナー依頼だけで回すのは現実的ではありません。

そこで注目したいのが、OpenAIの最新画像生成AI『GPT image 2.0』です。OpenAIの公式情報を見ると、現在の画像生成は新規生成だけでなく、既存画像の編集、背景透過、テキスト入り画像、詳細な指示追従までカバーし始めています。

つまり、マーケ担当者にとっての価値は「イラストを1枚作れる」ことではなく、「今まで人手が必要だった制作の一部をどこまで自走できるか」にあります。この記事では、GPT image 2.0で内製化しやすい業務を整理しつつ、実際に使えるおすすめプロンプトと生成例もあわせて紹介します。

📌この記事の要点
  • 内製化しやすい業務は想像より広い: SNS投稿画像、記事サムネ、図解、既存バナー調整などは、GPT image 2.0でかなり内製化しやすい領域です。
  • 強みは新規生成だけではない: OpenAI公式では、新規生成に加えて編集、テキスト描画、背景透過、細かな指示追従が案内されています。
  • プロンプト設計で成果が変わる: 長文で飾るより、用途、構図、トーン、禁止事項を明確に書くほうがマーケ実務では再現性が高まります。
  • 最終判断は人が必要: ブランド整合性、法務チェック、情報の正確性までは、人の確認が欠かせません。

GPT image 2.0で、画像制作はどこまで内製化できるのか

結論から言うと、日常的に大量発生する「中規模以下の制作物」ほど内製化しやすいです。具体的には、SNS投稿画像、記事サムネイル、イベント告知、ブログ記事末尾のインフォグラフィック、既存素材のリサイズや微調整などは、かなり相性が良い領域です。

逆に、厳密なブランドレギュレーションがある大型広告、撮影品質がそのまま売上に直結する商品画像、法務確認が重いキャンペーンバナーなどは、まだ人の監修を厚く入れるべきです。つまり「全部を置き換える」のではなく、工数が重いのに利益率の低い制作から置き換えていくのが現実的です。

GPT image 2.0で内製化できる画像制作業務の整理図

GPT image 2.0は「すべてを置き換える」より、日常的な制作業務の圧縮に向いています

マーケティング担当者がまず試したい活用法7選

1. SNS投稿画像の量産

SNS運用で最も恩恵が大きいのは、投稿画像の量産です。特にX、Instagram向けの告知画像は、毎回デザインを一から起こすより、構図やトーンを固定して生成したほうが速いケースが増えます。キャンペーン告知、イベント登壇案内、記事更新告知、資料ダウンロード訴求など、テンプレ化しやすい制作物は相性が良いです。

画像生成を依頼するプロンプトについて、OpenAI公式の画像生成ガイドでは、用途、主題、見た目、制約を明確に指示することが効果的だと案内されています。マーケ業務では特に、「何のための画像か」を入れるだけで精度が上がりやすいです。

おすすめプロンプト例

日本のBtoB向け生成AIメディアのSNS投稿画像。テーマは「業務効率化」。正方形。青と白を基調に、清潔感があり、ビジネス向けで信頼感のあるデザイン。人物写真は使わず、シンプルなアイコンと余白を活かした構成。業務効率化のためのAI活用法を日本語テキストで記載。小さすぎる文字は避ける。

GPT image 2.0で作ったSNS投稿画像の例

GPT image 2.0で作ったSNS投稿画像の例
SNS投稿画像は、訴求テーマとトーンを固定すると量産しやすくなります

2. 記事サムネイルやアイキャッチの内製

オウンドメディア運営では、記事ごとにアイキャッチが必要になります。ここは工数の割に件数が多く、内製化メリットが出やすい領域です。特に 「記事の切り口」と「読者層」を明示して指示すると、媒体トーンに寄ったサムネイルを作りやすくなります。

おすすめプロンプト例

16:9の横長サムネイル。日本のビジネスAIメディア向け。テーマは「画像制作の内製化」。信頼感のある編集媒体風デザイン。青、白、グレーを基調にして、シンプルで情報感度の高い印象。大きな日本語見出し「画像制作はどこまで内製化できる?」を中央に配置。細かい文字や複雑な装飾は入れない。

GPT image 2.0で作った記事サムネイルの例

GPT image 2.0で作った記事サムネイルの例
記事サムネイルは媒体トーンを決め打ちすると運用しやすくなります

3. 図解やインフォグラフィックのたたき台づくり

記事末尾の要約図、比較表のビジュアル化、業務フローの説明図なども、GPT image 2.0と相性が良い領域です。ここはデザイナーに頼むほどではないが、文字だけだと弱い、というケースが多いためです。

特にオウンドメディア運営では、記事の中に簡潔な図解を差し込めるだけで見え方がかなり変わります。スマホ閲覧を前提に、細かい文字や複雑な図は避けるのがコツです。

おすすめプロンプト例

日本のビジネス向けAIメディア記事用に、クリーンな16:9のインフォグラフィック風画像を作成してください。テーマは「GPT Image 2.0を活用して、オウンドメディア向けのシンプルな図解やインフォグラフィックを作る方法」。スマートフォンでも読みやすい、プロフェッショナルな編集スタイルにしてください。配色はブルー/ホワイト/ライトグレーを基調とします。

既存バナーを別用途向けに作り替えるイメージ

既存アセットの編集は、新規生成よりも業務インパクトが大きい場面があります

4. 既存バナーや告知画像の文言差し替え・再展開

新規生成より見落とされがちですが、マーケ担当にとって本当に便利なのは 「既存アセットの編集」 です。GPT image 2.0を活用すると、同じ訴求軸でサイズや雰囲気を変えたりしやすくなります。

たとえば、イベント告知バナーをウェビナー告知へ寄せる、広告用の四角バナーをSNS用の縦長へ再構成する、背景を変えて季節感だけ差し替える、といった使い方です。制作のたびに完全新規で発注しなくてよいので、地味ですがかなり効きます。

おすすめプロンプト例

この既存のビジネス向けイベントバナーを、SNS投稿向けにリサイズして。全体のトーンはそのまま維持しつつ、情報量を減らし、スマホで見やすい構成にする。色味は変えず、余白を増やし、文字数は減らす。細かい装飾は入れない。

既存バナーを別用途向けに作り替えるイメージ

既存アセットの編集は、新規生成よりも業務インパクトが大きい場面があります

5. ABテスト用クリエイティブ案の叩き台づくり

広告やSNS運用では、最初の正解を当てるより、比較できる案を早く出すほうが重要です。GPT image 2.0はこの 「比較用の初稿を複数作る」ことに向いています。背景違い、構図違い、テキストの大きさ違い、人物ありなしなどを素早く並べられると、判断コストが下がります。

6. 背景透過素材や小さなパーツづくり

OpenAIの公式案内では、透明背景が得意なモデル選択肢も示されています。これにより、SNS投稿画像のワンポイント素材、記事内の小さなアイコン、スライド用の切り抜き要素なども作りやすくなります。細かなアイコン制作を毎回別工程にしなくてよいのは、少人数チームにとって大きいです。

投下素材イメージ

7. 「ラフは自分、仕上げは人」の制作フローづくり

最後に見逃せないのは、すべてをAIで完結させるのではなく、「ラフは自分で作って、仕上げは人が見る」フローを作れることです。内製化の本質は、デザイナーを不要にすることではなく、依頼前の粒度を上げてコミュニケーションコストを下げることにあります。ここに気づくと、GPT image 2.0は単なるおもしろツールではなくなります。

フローイメージ

プロンプトを書くときに意識したい4つのポイント

OpenAI Academyのガイドでも、良いプロンプトは長さより明確さが重要だとされています。マーケ実務では、次の4つを入れると安定しやすいです。

  • 用途: SNS投稿画像なのか、記事サムネなのか、広告なのか
  • 見た目: 色、雰囲気、媒体トーン、写真風か図解風か
  • 構図: 正方形、16:9、中央配置、余白多めなど
  • 禁止事項: 小さい文字なし、複雑なUIなし、人物なしなど

逆に、抽象的に「おしゃれに」「いい感じに」とだけ書くと、毎回ぶれます。マーケ担当の実務では、センスよりも再現性のほうが重要です。

内製化できても、人が見るべきポイントは残る

便利なのは間違いありませんが、GPT image 2.0で作ったものをそのまま出してよいかは別問題です。特に気をつけたいのは、ブランドトーン、ロゴや既存アセットとの整合性、細かい文字の可読性、事実と異なる表現が混じっていないかの確認です。

また、OpenAIの公式案内にもある通り、画像のURL保存には期限があるケースがあります。運用上は、生成後すぐにローカルまたはCMS側へ保存する前提で考えたほうが安全です。生成できることと、業務で安全に回せることは別なので、この線引きは重要です。

GPT image 2.0は「全部を作るAI」より「制作工数を圧縮するAI」として使うと強い

マーケティング担当者にとって、GPT image 2.0の価値は芸術的な1枚を作ることではありません。むしろ、日々発生する制作依頼のうち、後回しにされがちな小さな制作物を自分で前に進められることにあります。

SNS投稿、記事サムネ、図解、既存バナー調整、ABテスト案の量産。こうした仕事は積み上がると重いのに、1件あたりでは大きな工数を割きづらい領域です。だからこそ、「全部を置き換える」ではなく「滞っていた制作を回しやすくする」発想で使うと、GPT image 2.0はかなり実務的な武器になります。

GPT image 2.0活用法のインフォグラフィック
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