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言葉で伝えるだけで、あなたの思い出が生まれ変わる新時代へ
Google Photosに、AI画像編集モデル「Nano Banana」を活用した6つの新機能が追加されました。「サングラスを外して」「笑顔にして」と話しかけるだけで写真を自然に編集できる機能から、ルネサンス風の肖像画やモザイクアートへの変換まで、写真編集の常識が会話するように気軽なものへと変わります。
◆ どんなふうに良い?
◎ 会話するように写真を編集
「Help me edit(会話型編集)」機能で話しかけるだけで、写真の中の人物が自然な笑顔になり、目を開けた表情に調整できます。個人の顔情報をもとに違和感のない仕上がりを実現するので、せっかくの記念写真で目をつぶってしまったり、笑顔が足りなかったりした部分を、撮り直しなしで修正できるようになります。
◎ 芸術作品のようなスタイル変換
「ルネサンス風の肖像画にして」「カラフルなタイルのモザイクにして」と伝えると、Nano Bananaが写真を芸術作品のように生まれ変わらせます。複雑な設定なしに思いついたアイデアをそのまま形にできる体験は、クリエイティブな表現の幅を大きく広げてくれます。
◎ 人気スタイルをワンタップで
AndroidアプリのCreateタブに新設される「Create with AI(AIで作成)」セクションには、「ファッション誌風の撮影に変換」「プロフィール写真を生成」「ウィンターホリデーカード風に」といったテンプレートが用意されています。ワンタップで人気の編集スタイルを試せるので、どんな仕上がりになるか想像しながら楽しめます。数週間後には、「私の趣味をもとに漫画を作成」「私の名前をパーソナライズした落書きを作成」など、自分の写真ライブラリから趣味や体験を読み取って独自のテンプレートを生成する機能も追加される予定です。
◎ 写真と自然に会話できる
写真を開いて「Ask(質問)」ボタンを押せば、画像の内容について質問したり、関連する思い出を探したり、編集の指示を直接伝えたりできます。写真を見ながら自然に会話するような使い心地で、検索と編集の境界がなくなります。
◆ どうやって使う?
日本では11月中旬以降、写真ライブラリ全体を自然な言葉で検索できる「Ask Photos(フォトに質問)」機能が順次展開されます。「キャンプした場所はどこ?」「前回の旅行で食べた料理は?」といった会話形式の質問で、関連する写真を素早く探し出せるようになります。また、iOS版の改良された新しいフォトエディターも日本を含む地域で提供が開始されます。
ただし、Nano Bananaを活用した「Help me edit(会話型編集)」機能、「Create with AI(AIで作成)」のテンプレート機能、個別の写真に質問できる「Ask(質問)」ボタンは、現時点では主に米国を中心とした展開となっており、日本での提供時期は未定です。
米国のユーザーは、写真を開いて「Help me edit(会話型編集)」または「Ask(質問)」ボタンをタップし、やりたいことを入力するだけ。スライダーやツールを探す手間が省けるので、編集がぐっと身近になります。
今後、これらの革新的なAI機能が日本を含む世界中のユーザーに展開されることで、誰もが言葉だけで思い描いた写真編集を実現できる未来が近づいていくことが期待されます。
◆ 開発の背景
Googleは、誰もが気軽にクリエイティブな表現を楽しめる世界を目指しています。Geminiの最上位画像編集モデルであるNano Bananaを投入することで、ユーザーの「こうしたい」という思いを即座に形にする体験を実現しました。
従来の編集ツールは操作に習熟が必要でしたが、会話するように指示を伝えるだけで高度な編集が完了するこの進化は、写真との関わり方そのものを変えていくアプローチです。世界中のユーザーが自分の思い出をより豊かに表現できる未来を、Googleは描いています。
◆ まとめ
- 言葉で指示するだけで、人物の表情や写真のスタイルを自然に編集できます
- Nano Banana搭載で、ルネサンス風やモザイクアートなど多彩な変換が可能です
- 「Create with AI(AIで作成)」で人気の編集スタイルをワンタップで試せます(米国等)
- 「Ask Photos(フォトに質問)」が日本を含む世界100以上の国・地域、17言語に対応し、自然な言葉での検索が11月中旬以降に開始されます
