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Googleが「Lyria 3 Pro」を発表
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筆者 天秤AIメディア編集部 / GMO天秤AI株式会社
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3分のフル楽曲制作と構成指定で、AI音楽は“作品”の領域へ
Googleは2026 年3月25日(米国現地時間)、音楽生成AIモデルの最新版「Lyria 3 Pro」を正式に発表しました。従来の「短いBGM生成」から脱却し、一曲の完成された「楽曲」を創り出せる画期的な進化を遂げています。
◆「Lyria 3 Pro」の決定的な進化ポイント
◎30秒の壁を突破。最大3分のフル楽曲制作が可能に
これまでは30秒程度の生成が限界でしたが、Lyria 3 Proでは最大3分までの生成に対応しました。これにより、SNS用の素材だけでなく、リスニング用のフルレングス楽曲をAIのみで完結させることができます。
◎ 楽曲構成を自由自在にコントロール
メロディを流すだけでなく、Aメロ(Verse)、サビ(Chorus)、大サビ(Bridge)といった構成を明示的に指定可能です。ユーザーの意図したストーリー展開を持たせられるため、感情を揺さぶる「一曲の作品」を生み出せます。
◎全出力に「SynthID」を内蔵。Geminiでの自動判定に対応
生成されたすべての楽曲には、人間の耳には聞こえない電子透かし「SynthID」が自動で埋め込まれます。これにより、AI生成であることをGeminiなどのツールが自動で判定できるようになり、情報の透明性が確保されています。
◆ 利用可能なデバイスと地域
iOSおよびAndroidのGeminiアプリ、ならびにWeb版のGeminiからアクセス可能です。現在、日本を含むグローバル市場で順次ロールアウトされています。
◆使い方のステップとモード選択
モードの切り替え:Geminiの入力欄下部にある「音楽を作成」アイコンをクリックすると、Lyria 3専用モードに切り替わります。さらに、Geminiのモデルを「思考モード」または「Pro」に変更すると、自動的にLyria 3 Proが選択されます。

インプットの選択:テキストプロンプトでの指示に加え、画像や動画ファイルをアップロードして「この雰囲気に合う曲を」といったマルチモーダルな指定が可能です。
詳細設定:「高度な設定」メニューから、テンポ、ジャンル、そして「VerseからChorusへの展開」などの構成を細かく指定して生成を開始します。
◆まとめ
- 最大3分のフル楽曲生成に対応し、音楽としての完成度が飛躍的に向上しました。
- Verse・Chorus・Bridgeの構成指定により、プロ級の楽曲展開を実現します。
- SynthIDを標準装備し、GeminiによるAI生成判定と著作権保護の透明性を保証します。
