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Manus、最上位エージェント「Max」搭載の1.6を公開
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複雑なタスクを"1回の指示"で完了させる新時代へ
自律型AIエージェント「Manus」(マナス)を開発するButterfly Effect(バタフライ・エフェクト)社は 2025年12月15日、メジャーアップデート「Manus 1.6」をリリースしました。 今回の目玉は、より賢く確実にタスクをこなせる「Max」の搭載です。
◆ どんなふうに良い?
◎ 複雑なタスクも"一発"で完了できます。
Maxエージェントは計画立案と問題解決のアーキテクチャを一新し、 ワンショットタスクの成功率が劇的に向上しました。 これまで何度もやり取りが必要だった複雑な作業も、 人間の介入なしに自律的に完了します。 同社の内部テストでは、ユーザー満足度が19.2%以上向上したと報告されています。◎ スプレッドシート業務で特に強みを発揮します。
複雑な財務モデリングやデータ分析、自動レポート生成など、 これまで専門知識と手作業が必要だった高度なワークフローを処理できます。 たとえば請求書を自動解析し、編集可能なフォームを生成して 概要統計を出力するような内部ツールも構築可能です。
◎ モバイルアプリも作れるようになりました。
新機能「モバイル開発」により、スマートフォン向けアプリの生成に初めて対応しました。 必要なアプリを自然言語で記述するだけで、
エンドツーエンドの開発プロセスをManusが処理します。
◎ 画像編集がポイント&クリックで完結します。
新しい「Design View」は、画像作成・編集のためのインタラクティブなキャンバスです。 シンプルな操作で画像の一部だけを変更したり、 高品質なテキストを追加したり、 複数の画像を合成してクリエイティブなデザインを作成できます。 最先端の画像生成モデルを搭載し、 従来のデザインソフトのようなきめ細かな制御が可能です。
◎ 並列リサーチの精度が上がりました。
Wide Research機能の全サブエージェントがMaxアーキテクチャで動作するようになり、 すべての並行タスクが最高レベルで実行されます。 より深く、より正確な洞察が得られるようになりました。◆ どうやって使う?
Manus 1.6は、Webブラウザ版およびモバイルアプリ版の両方で、公開されています。
新しいタスクを開始する際は、有料ユーザー向けのエージェント選択画面で「Max」を指定することで利用できます。
なお、無料ユーザーの方もトライアル期間中に限り、新機能を体験することが可能です。
※機能や利用回数に一定の制限があります
https://manus.im/
◆ 開発の背景
Manusは2025年3月のローンチ以来、 「考えるだけでなく、実行する」AIエージェントとして注目を集めてきました。 10月には処理速度を4倍に高めた1.5をリリースし、 今回の1.6ではさらに基本設計レベルを一から見直しています。
同社は「Less structure, more intelligence.(構造を減らし、知性を増やす)」を スローガンに掲げており、 Maxエージェントはその理念を形にした成果といえます。 内部ベンチマークでは、 特に高度な精度と推論を必要とする 複雑な多段階タスクで最も劇的な改善が見られたとのことです。
◆ まとめ
- フラッグシップエージェント「Max」が登場し、ワンショットタスク成功率とユーザー満足度が大幅に向上しました。
- スプレッドシート処理の強化に加え、モバイルアプリ生成、画像編集機能「Design View」が新たに追加されました。
- 無料プランのクレジット内でMaxを試せます。
