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Google NotebookLM、「Deep Research」機能を搭載

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Google NotebookLM、「Deep Research」機能を搭載

2025年11月13日、GoogleはAI研究支援ツール「NotebookLM」に新機能「Deep Research」を追加しました。これまでユーザーが用意した資料を中心に分析・要約していたNotebookLMが、Web上の情報も含めた大規模な調査を自動で行い、包括的なレポートを作成できるようになりました。さらに、GoogleスプレッドシートやMicrosoft Word文書との直接連携も可能になり、扱える情報の幅が大きく広がりました。

◆ どんなふうに良い?

◎ Web全体から関連情報を自動収集します

Deep Research機能を使うと、AIエージェントがテーマに応じて数百のWebサイトを巡回し、必要なデータを選び出してくれます。自分で検索を繰り返す手間が省け、調査時間を大幅に短縮できます。

◎ 自分の資料とWeb情報を組み合わせたレポートが作れます

アップロードした論文や資料だけでなく、最新のWeb情報も加味した総合的なレポートが完成します。限られた手元の資料では見えなかった視点や、最新動向を織り交ぜた分析が可能になります。

◎ スプレッドシートやWord文書もそのまま読み込めます

GoogleスプレッドシートやMicrosoft Wordファイル(.docx)を直接NotebookLMに取り込めるようになりました。表計算データの内容を読み取って統計分析や可視化レポートを生成したり、Word文書の内容を要約したりといった作業が、ファイル形式を気にせずスムーズに行えます。また、NotebookLMの対応ファイル形式も大幅に拡張され、Google Drive上の各種ファイルやURL、画像などにも対応しました。

◎ 調査結果はNotebookLMで対話しながら深められます

Deep Researchで作成されたレポートは、そのままNotebookLMに登録されます。そこから音声や文字で質問を重ね、理解をさらに深めていく流れがスムーズに繋がります。音声概要生成などの既存機能とも統合されており、調査から学習資料化までを一つのプラットフォームで完結できます。

◆ どうやって使う?

NotebookLMで新しいノートブックを作成する際、ソースを指定する画面で「Web」を選択し、「Fast Research」から「Deep Research」に切り替えます。あとはテーマを入力すれば、AIエージェントが自動的にWeb上の情報を収集・整理し、レポートとしてNotebookLMに登録します。完成したレポートは、通常通りNotebookLM上で質問したり、音声対話で掘り下げたりできます。

GoogleスプレッドシートやWord文書を取り込む場合は、Google Driveから直接選択するか、ファイルをアップロードするだけで読み込みが完了します。

この機能は1週間以内にすべてのユーザーに提供される予定です。なお、地域によっては機能の展開にばらつきがあり、一部のユーザーではDeep Researchの選択肢がまだ表示されないケースも報告されています。

◆ 開発の背景

Googleは、知識労働者や研究者が限られた手元の資料だけでなく、Web全体の知見を活用できる環境を整えたいと考えてきました。従来のNotebookLMはユーザーが用意した資料に特化していましたが、「もっと広い視野で調査したい」「様々な形式のファイルをシームレスに扱いたい」というニーズに応えるため、Deep Research機能とファイル形式の拡張が開発されました。AIエージェントが目的に応じて情報を選別・統合することで、調査の質と効率を同時に高める―そんな新しいリサーチ体験の実現を目指しています。

◆ まとめ

  • NotebookLMに「Deep Research」機能が追加され、Web全体からの情報収集が可能になりました。
  • GoogleスプレッドシートやMicrosoft Word文書との直接連携にも対応し、扱えるファイル形式が大幅に拡張されました。
  • 自分の資料とWeb情報を組み合わせた、包括的なレポート作成ができます。
  • 通常モードからの切り替えは簡単で、特別な設定は不要です。
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