生成AI
Gemini、プレゼン資料も"秒速"生成へ
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アイデアからアウトプットまでを一つの場所で完結
Google の AI アシスタント「Gemini」に搭載された Canvas 機能が、プレゼンテーション資料の自動生成に対応しました。この新機能により、テキストベースのアイデアがテーマカラーや関連画像を備えた完成度の高いスライドへと、驚くほどスムーズに変換されます。
Canvas は今年登場した、Gemini アプリ内の対話型編集スペースです。これまで文章作成やコード開発において「AI と同じ画面で共同編集できる」という革新性で注目を集めてきましたが、今回のアップデートで「見せる資料づくり」という新たなステージへ踏み出しました。
◆ どんなふうに良い?
プレゼン資料の作成には、構成を考え、デザインを整え、画像を探し―と多くの工程が必要です。Canvas の新機能を使えば、トピックを伝えるだけで、それらがワンストップで形になります。
- テーマカラーや画像が自動で組み込まれます
資料のテーマに合わせて、適切な配色とビジュアルが選ばれるため、デザインセンスに自信がなくても美しいスライドが完成します。 - Google スライドへワンクリックでエクスポートできます
生成された資料は、そのまま Google スライド形式で出力可能です。細かな調整やチーム内での共有もスムーズに進められるため、最終仕上げの手間が大幅に削減されます。 - 土台を AI が作成し、資料作成の時間が短縮されます
構成の骨組みやビジュアルの配置といった「土台部分」を AI が担当してくれるため、資料作成にかかる時間が圧縮され、本当に大切な部分に力を注げるようになります。 - 販売資料やキャンペーン概要も素早く形にできます
会社情報や製品ドキュメントをアップロードすれば、それらを基にした提案資料やキャンペーン概要のスライドを生成できます。営業やマーケティングの現場で、提案スピードの向上が期待できるでしょう。
◆ どうやって使う?
使い方はとてもシンプルです。Gemini アプリのテキスト入力欄左端にある「+」ボタンからメニューを開き「Canvas」を選択します。その後、プロンプトで「〇〇についてのプレゼン資料を作成して」と指示するだけで、スライドセットが自動生成されます。
現在、Web 版とアプリ共に利用可能です。
◆ 開発の背景
Google は今年、Gemini の Canvas 機能を段階的に強化してきました。4月のローンチ時には文章とコードの共同編集が可能になり、6月にはインフォグラフィックやクイズ、音声概要の生成機能が追加されました。そして今回、プレゼンテーション生成が加わったことで、Canvas は「アイデアからアウトプットまでを一つの場所で完結させる」というビジョンに、また一歩近づいたと言えます。
今回の進化は、AI が単なる「答えを返すツール」から「共に作り上げるパートナー」へと変わっていく流れを象徴しています。Canvas では、無料プランでも Gemini 2.0 Flash モデルが利用でき、基本的な文章作成やコード生成が可能です。一方、有料プランでは Google の最も高性能なモデルである Gemini 2.5 Pro が利用でき、100万トークンという大規模なコンテキストウィンドウを活用することで、より複雑なプロジェクトにも対応できる基盤が整いました。
◆ まとめ
- Gemini の Canvas がプレゼン資料の自動生成に対応し、作業効率が飛躍的に向上します
- テーマカラーと画像が自動で組み込まれ、Google スライドへの書き出しもワンクリックです
- 無料ユーザーへも段階的に展開され、「アイデアを形にする」プロセスが、ますます手軽で直感的になりました
