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ChatGPTの日本・海外の導入活用事例15選!ビジネスでの活かし方も解説

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ChatGPTの日本・海外の導入活用事例15選!ビジネスでの活かし方も解説

ChatGPTがリリースされてから、ビジネスシーンで生成AIを利用する方が急増していますが、実際に具体的な活用方法がわからないと考えている担当者の方も多いです。

うまく活用することで、顧客満足度を向上させたり、業務を効率化させたりできるため、自社にとってどのような活用方法が適しているのか把握しておきましょう。

この記事では、ChatGPTの活用方法や活用事例、得られる効果などを紹介します。

実際の活用事例をもとに、ChatGPTをうまく活用したいと考えている方は、ぜひご覧ください。

ChatGPTはあらゆるビジネスで有効活用できる

ChatGPTは、ビジネスメールの作成や社内文書の作成など、さまざまな文書作成で業務のサポートをしてくれます。

文書作成だけではなく、企画のアイデアを出したり、教育支援ツールとして使ったりすることもでき、導入することで業務を効率化できるため、よりコアな業務に集中できるようになるでしょう。

ただし、顧客向けのサービスとして導入する際は注意が必要です。

人間らしい文章を作成できるとはいえ、不適切な発言をしない保証はないため、会社のマニュアル通りに顧客対応ができるとは限りません。

さらに、個人情報や機密情報が漏洩するリスクもゼロではないため、外部向けとしてChatGPTを活用する場合は、フィルタリングやモデルのカスタマイズをして、しっかり監視・評価する必要があります。

【日本企業・自治体】ChatGPTの活用事例12選

ChatGPTは、人間がうまく使いこなすことで支援ツールとして大きな役割を果たします。

ここからは、日本の企業や自治体での活用事例を紹介します。

GMOペパボ株式会社

GMOペパボ株式会社では、以下のEC関連サービスでChatGPTを活用したサービスを提供しています。

  • カラーミーショップ byGMOペパボ……ユーザーが登録している商品情報をもとにAIがSNS投稿用の宣伝文を作成
  • minne byGMOペパボ……ユーザーが登録している作品情報をもとにAIがSNS投稿用の宣伝内容を作成
  • SUZURI byGMOペパボ……作成したアイテムの説明文章の自動生成を行う

カラーミーショップ byGMOペパボと、minne byGMOペパボは同様のサービス内容で、ユーザーが登録している作品の情報に基づいて、SNS向けの宣伝ができる機能です。

SUZURI byGMOペパボは、ユーザーが入力したアイテムの名前などをもとに説明文章を生成する機能です。

どちらもユーザーにとって必要でありながら手間となる部分でもあり、ChatGPTを活用することで作品作成などに時間を割けるようになります。

AIが提案した文章はそのままSNSに投稿してもよいですが、アレンジを加えられるため自分らしさを表現することもできるでしょう。

Panasonicホールディングス・パナソニック コネクト株式会社

Panasonicホールディングスは、パナソニック コネクト株式会社が活用していたAIアシスタントサービス『ConnectGPT』をベースに全社版で環境構築することで、『PX-GPT』をパナソニックグループの国内社員向けに展開しています。

パナソニックグループの国内社員全員がイントラネット上からアクセスでき、いつでもAIを活用できる環境を整えました。

使用にあたっては、利用ツールなどを整備して入力情報の取り扱いには細心の注意を払うことを事前に周知させたうえで、適切な情報に活用するよう注意喚起を徹底しています。

IT部門の社員だけではなく、全社員がAIに触れることで、新技術を活用できる人材を育成することも目的となっています。

株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントでは、デジタル広告のオペレーションにかかる時間を削減するために、ChatGPTを活用した『ChatGPTオペレーション変革室』を設立しました。

広告オペレーションの効率化において、自動回答や海外拠点とのコミュニケーションなどを中心に効率化を図り、月間約23万時間かかっている人的な作業時間を約7万時間削減することを目指しています。

株式会社大和総研

株式会社大和総研では、社外向けに発信しているレポート『大和地域AI(地域愛)インデックス』において、ChatGPTを用いた作成を発表しました。

これまでこのレポートは、AIモデルが算出したものをエコノミストが分析したうえで、地域経済の動向に関してポイントを述べるものでしたが、今後はエコノミストの判断材料をChatGPTが提供しながら本レポート作成を作成します。

ChatGPTが作成した文書に、事実と異なる部分がないかなどをしっかり確認できる仕組みも構築しており、これまでにくらべて短時間でレポート作成を行えるようになりました。

株式会社ベネッセホールディングス

株式会社ベネッセホールディングスでは、社長直下にDigital Innovation Partners(DIP)が設置されており、情報システム・人財育成・コンサルが一体化した組織がDXを推進しています。

また、DIPが主体となってAIチャット『Benesse GPT』が開発され、全社員がイントラネット上でいつでもAIサービスを利用できる環境が整っています。

Benesse GPTは、セキュリティ面にもしっかり配慮されている仕様となっており、今後はさまざまな角度からバージョンアップしていく予定です。

株式会社みんがく

株式会社みんがくでは、オンライン自習室を運営するにあたって、ChatGPTの学習塾支援サービス『先生のBUKA~優秀な部下としての教育現場用ChatGPT導入~(β版)』のリリースを発表しました。

こちらは、生徒からの質問に対してAIがメッセージ案を作成し、先生がその案に対して修正して送信するというものが一例で、先生がAIを部下として活用するというものです。

他にも、株式会社みんがくでは学校や学習塾などの教育関係者を対象に、ChatGPTの基礎知識や実践事例を用いた研修プログラムの提供も行っています。

株式会社Widsley

株式会社Widsleyでは、携帯回線とP回線の両方使用できる国内唯一のCTIツールを提供しており、ChatGPT機能を追加したアップデートが行われました。

商談などの内容がひと目で分かるように、自動で文字起こしされた内容を自動要約する機能です。

管理工数が削減されることや、客観的に顧客との会話の内容を把握できるといったメリットのある機能です。

三井化学株式会社

三井化学株式会社では、既存の化学製品の新規用途の発見スピードを上げるために、ChatGPTを活用して、用途発見の時間短縮及び精度を高めるための実証実験を開始しました。

実験の成果は三井化学の主力事業である自動車関連事業などに活かされる予定です。

伊藤忠商事株式会社

伊藤忠商事株式会社では、社内で使用するAIとしてChatGPTの本格展開をスタートさせています。

社内には『生成AIラボ』を設け、システム開発や生成AIの検証を実施し、利用状況の分析、システムの改善などを行っています。

今後は、契約書や規定といった各書類のデータを回答に活用する計画を進めているところです。

株式会社MILIZE

株式会社MILIZEでは、次世代金融アドバイスサービス『MILII TALK(β版)(ミリ トーク)』の提供を開始しました。

MILII TALK(β版)(ミリ トーク)では、ChatGPTを活用した30年後の銀行員がイメージのオリジナルキャラクター『MILI(ミリ)』が、LINEでユーザーからのお金の質問に回答します。

家計・年金・保険・不動産など、お金に関する質問をLINEで気軽にでき、何回かやりとりすることでユーザーの状況を理解しながら会話することが可能です。

農林水産省

農林水産省では、一部の業務でChatGPTの利用を始めたことで、制度の変更があるたびに生じていたマニュアルの改訂や修正を業者に依頼する必要がなくなりました。

短時間で業務を遂行する必要があったため、課題も多くあった業務でしたが、ChatGPTを活用することによって作業負担の軽減だけではなく、わかりやすいマニュアルの作成も可能となります。

神奈川県横須賀市

神奈川県横須賀市では、ChatGPTを活用して『他自治体向け応対ボット』を開発し運用しています。

他の自治体からの問い合わせに対して、横須賀市の取り組みをスムーズに回答できているのが特徴です。

【海外企業】ChatGPTの活用事例3選

海外企業では、日本に比べて早い段階からChatGPTが活用されている企業もあります。

ここからは、海外企業のChatGPTの活用事例を紹介します。

Expedia

Expediaでは、ChatGPTを自社アプリに統合し、自由形式の会話によって旅行先や滞在先・移動方法・アクティビティ・見どころなどをユーザーに提案します。

提案された旅行をアプリ内で予約できるなど利便性も高く、顧客満足度もアップしています。

Coca-Cola

Coca-Colaでは、ChatGPTを利用して広告コピー・画像・メッセージングを作成すると発表しています。

マーケティング強化・事業の改善に活用すると考えられていて、Webサイト内ではユーザーがオリジナルカードを作成できるページも用意されています。

Slack

Slackでは、ChatGPTを使用して会話の要約や執筆支援を行い、ユーザーが生産的に働けるようなサービスを提供しています。

Slackから簡単にChatGPTを活用できるため、チャット上で生じた疑問・アイデアなどをすぐにChatGPTに確認でき、生産性の高い議論が行えます。

ChatGPT導入・活用で得られる効果やメリット 

実際にChatGPTを導入して活用することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここからは、得られる効果やメリットを紹介します。

業務効率の向上

ChatGPTを活用することで、今まで時間がかかっていた業務を効率化でき、大幅に作業効率を上げられます。

メール文書の作成や企画書作成、マニュアル作成などの文章生成機能を活用すると、幅広い分野からの情報をスムーズに集めながら文章を生成できます。

これによって、作成前の調査にかかっていた時間も短縮でき、生産性が改善するでしょう。

コスト削減

業務効率が向上するということは、人件費を削減できることにもつながります。

今までは2人で対応していた業務が1人で対応できるようになれば、その分他の業務に人を配置したり、そもそもの雇用人数を少なくしたりできるでしょう。

工数が削減されることによって、新しいアイデアを生み出す時間が増えるなど、企業自体が活性化します。

顧客満足度向上

ChatGPTに常に学習させることで、顧客からの質問に対する回答精度が上がり、顧客が知りたいことにすぐに回答できるため、満足度が向上します。

企業側は顧客満足度が上がることで売上アップを見込めることや、人間のサポートが不要となったことで他のサービスを提供できることなどもメリットでしょう。

新たな価値創出や課題解決につながる

企業はAIの導入によって新たなビジネスモデルやサービスを生み出せるようになり、他企業との競争がより激しくなることでしょう。

競争力が強化されるということは、企業の底力を上げるチャンスでもあります。

新しいアイデアが生み出されることや、新たな課題を発見できることから、組織全体の知識やスキルが底上げされます。

ChatGPT活用でお悩みなら天秤AIがおすすめ

天秤AIは、ChatGPT・Gemini・Claude・Llama・Perplexity・Mixtralとさまざまな生成AIの回答を同時に参照できるサービスです。

それぞれの生成AIを比較して使用できるため、どのAIを使ったらいいか悩んでいる方におすすめです。

社内で活用するにあたって、まずはChatGPTを使用したいと考えている方も、他AIとの比較をしながら検討できる天秤AIをぜひご活用ください。

まとめ

ChatGPTは、社内ツールとして使用するのはもちろん、顧客向けのサービスとして活用している企業もあり、各社で使用方法は異なります。

今回紹介した事例の中から自社に合った方法を模索し、業務効率の改善やコスト削減に向けてChatGPTの導入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。