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ChatGPT Proプランがお目見え! 月額3万円の高性能AIの実力やいかに

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ChatGPT Proプランがお目見え! 月額3万円の高性能AIの実力やいかに

ChatGPT Proプランがお目見え!月額3万円の高性能AIの実力やいかに

○執筆:相坂ソウタ(AIライター) ○編集:柳谷智宣

こんにちは!相坂ソウタです

OpenAIは2024年12月5日、新プランとなる「ChatGPT Pro」を発表しました。利用料金は月額200ドルと、今までの10倍もの高額な設定ですが、生成AIに任せるにはこれまで難しかった作業を一気に効率化できる性能を持っています。今回は、「ChatGPT Pro」について詳しく紹介します。

「ChatGPT Pro」を契約すれば「o1 pro mode」を使えるようになります。

「ChatGPT Pro」を契約すれば「o1 pro mode」を使えるようになります。

Proプランはo1 Proモードを利用でき他のモデルは無制限利用できる

国内外のIT業界では、AI技術の進化に合わせて業務プロセスを大きく変化させる動きが増えています。

とりわけ、ユーザーに対してあらゆる質問へ瞬時に回答できる生成AIツールの存在感が高まってきました。

ChatGPTはリリース直後から驚くほどのスピードで普及し、多くの企業が社内ナレッジの整理やメール文面の作成、顧客対応の効率化といった用途で活用を始めています。

今回登場したChatGPT Proは、その流れをさらに加速する可能性を秘めているのです。

これまでは比較的低コストで利用できる無料版や月額20ドルのPlusプランが主流でしたが、ChatGPT Proで使えはより高度なタスクにも対応できる圧倒的な処理能力と利用制限にとらわれない自由度が大きな強みになっています。

専門的な知識が必要な調査や、徹底したリサーチを伴うドキュメントの作成など、普通であれば時間がかかるような業務を一気にこなせるだけの性能を備えています。

月額200ドル(約3万円)という金額設定を目にすると、いわゆるサブスクリプション型のサービスとしてはハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。

実際、無料版で十分なケースや、Plusプランの低価格性に魅力を感じているユーザーも少なくはありません。

しかし、AIツールを業務全体での生産性を向上させる武器として捉えたとき、さまざまな場面でかかる手間やコストを大幅に削減できれば、その投資がもたらす成果は非常に大きなものになります。

忙しいビジネスパーソンほど、先行者利益を狙う形で最新のAIテクノロジーを取り入れているのが今の潮流であり、ChatGPT Proのリリースはそうしたトレンドをさらに後押しすることになるでしょう。

ChatGPTの個人向け料金プランは3種類あります。

ChatGPTの個人向け料金プランは3種類あります。

ProプランはChatGPT 4oやo1、高度な音声モードを無制限利用できる

今回のリリースでは、これまでプレビュー版と位置付けられていた「o1」が正式版として公開され、さらにProプラン加入者専用となる「o1 Proモード」が加わりました。

このo1 Proモードは思考時間と演算資源をふんだんに使うことで、より難易度の高い質問や複雑な分析要件に踏み込めるのが特長です。

モデルの精度を高めるために外部テストや専門家の協力を経て開発が進められてきた経緯があり、確度の高い結果を得ることができると評判になっています。

ChatGPTはリリース当初からチャットボット的な要素が注目される一方、本質的には高度な推論エンジンでもあるため、適切に指示やデータを与えれば幅広い分野で創造性を高めることができます。

事務処理や情報検索だけにとどまらず、新規事業のアイデア検討や研究開発におけるシミュレーション的な活用など、活用範囲は驚くほど多彩だと言えるでしょう。

これからの時代に求められる"考え抜く力"をAIと共に補強できるのがChatGPT Proの大きなメリットです。

ほかにもChatGPT Proでは「GPT-4o」や「o1-mini」、さらには先端的な音声入力と回答を行う「高度な音声モード」も利用できるようになりました。

例えば、これまでは文字入力に限定されていたタスクであっても、音声機能を活用することで、社内会議の議事録作成や急ぎのメール返信などをスピーディーに進められるメリットが生まれます。

そうしたモードを組み合わせることで、単なる質問応答にとどまらず、事務作業やリサーチをまとめて任せられるのがProプランの魅力です。

利用回数やリクエスト数の制約がほぼ撤廃されたことで、膨大なデータセットを扱う仕事でもストレスフリーにやり取りできます。

従来のPlusプランで感じていた「回数制限に引っかかった」「一定数の投稿を超えてしまった」といった問題も解消されるため、研究機関やITエンジニアリングの現場では検証作業を円滑に進められるはずです。

ChatGPT-4oとやり取りを繰り返し、単行本や論文を執筆することができます。

ChatGPT-4oとやり取りを繰り返し、単行本や論文を執筆することができます。

なぞなぞにも正解できる柔軟な賢さを備えるo1 Proモード

o1 Proモードは回答が完了するまでに多少時間を要するケースがありますが、その代わりに信頼度の高い結果を導く仕組みが採用されています。

検証テストによると、短い解答を複数回出力させてもすべて正解に近い回答を繰り返し出す「4/4信頼性」という基準でPlusプランのモデルを大きく上回るスコアを獲得しています。

ビジネスパーソンの視点からすれば、少し待ってでも正確な情報を得たいという局面は少なくありません。

例えば社内で発生する複雑な計算や統計モデルの検証に強いAIがあれば、大量のタスクを人力で行う必要がなくなるため、結果的に生産性が飛躍的に向上するはずです。

さらに、このモードは従来のAIでは難しかった長期的な対話管理にも対応しています。複数のステップを経る議論や、段階的に要件を追加して検証を進める際でも、途中で文脈や条件が混線しにくい設計がなされています。

これは、日々の仕事でアイデア出しを繰り返す場面や、担当者同士で要望をやり取りしながら共同作業を進める現場でこそ真価を発揮する機能だと言えるでしょう。

しかもo1 Proモードだけでなく、ほかのモデルへの同時アクセスも事実上無制限で可能なため、タスクの難易度に応じて使い分ける方法も考えられます。

高度な推論を要するドキュメント作成やリサーチ業務にとどまらず、戦略コンサルティングや市場分析のような意思決定が絡む領域にも応用が見込まれています。

人間が見落としがちなファクターを洗い出し、論理的な整合性をチェックしたうえで候補を提案するといった活用も期待されているため、将来的には多種多様なビジネスシーンで欠かせない役割を担うかもしれません。

o1 Proモードは日本語のなぞなぞにも正解できます。

o1 Proモードは日本語のなぞなぞにも正解できます。

リアルと訳の付かない動画を生成できる「Sora」も無制限に利用できる

ChatGPT Proを導入する大きなメリットのひとつが、動画生成AI「Sora」を自由に使える点です。単なる文字テキストや音声だけでは伝わりづらいアイデアやコンセプトを、視覚的な表現でわかりやすく示せるため、マーケティング部門や研修担当者をはじめ、多様な部署で使い道を見いだしやすいと期待されています。ChatGPT Proユーザーであれば、Soraで最大1080pの解像度で20秒までの動画を生成できます。

生成AIの映像表現は、静止画の世界よりも技術的ハードルが高いとされてきましたが、Soraなら比較的安定したパフォーマンスを実現しています。

AIが自動生成した映像というと、まだまだぎこちない印象を持つ人もいるかもしれませんが、短い動画であればリアリティの高い仕上がりを望めるようになりつつあるのです。

ChatGPT Proの機能をフルに使いこなすと、AIが作成した文書やコード、そして動画素材まで揃えて統合的に企画を形にしていくことができます。

人間の目と感性で最終的な仕上げを行うことで、プロフェッショナルなクオリティを手早く実現できるでしょう。

映像領域は今後ますます需要が高まると見られており、Soraの性能が一段と洗練されれば、クリエイティブな発想をスピーディーに実装し、成果を社内外に分かりやすく示すための欠かせない切り札になりそうです。

技術トレンドの先取りとしても、ChatGPT Proを導入し、Soraを試してみる意義は十分にあると言えます。

Soraに「海の中をクマノミが泳いでいる」と入力して作成した動画です。

Soraに「海の中をクマノミが泳いでいる」と入力して作成した動画です。

ChatGPT Proが切り開く未来――投資の価値とビジネスへの可能性

ChatGPT Proは、AI技術の進化を活用して、業務プロセスの効率化や新たな創造性の可能性を広げる強力なツールです。高額な利用料金に見合う高度な機能と自由度を備え、特に専門的なタスクやビジネスシーンでの活用に最適です。

「o1 Proモード」をはじめ、無制限で利用可能な高度な音声モードや動画生成AI「Sora」など、多岐にわたる用途をカバーし、生産性の向上をサポートします。

これからのビジネス環境において、AIを活用する能力は競争力の大きな鍵となるでしょう。ChatGPT Proの導入は、単なるコストではなく未来への投資と捉えられるべきです。

先進的なAIツールを取り入れることで、競争優位性を確立し、次世代のビジネス課題に対応する準備を整えることが可能となります。ChatGPT Proがもたらす革新を、ぜひ一歩先に体験してみてはいかがでしょうか。