ChatGPT
ChatGPT Enterpriseの価格と法人プランの違い -- Team/Enterprise/
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- ChatGPT Enterpriseの価格と法人プランの違い -- Team/Enterprise/Eduを比較する
- ChatGPT法人プランは3種類ある
- ChatGPT法人プラン比較表
- ChatGPT Enterpriseの価格体系
- 基本価格と契約条件
- 非営利団体向け割引
- クレジットベースの課金
- ChatGPT Business(旧Team)の価格と特徴
- 価格
- Enterpriseとの機能差
- ChatGPT Eduの価格と特徴
- Eduの主な機能
- EnterpriseとEduの違い
- セキュリティ機能の詳細
- 全法人プラン共通
- Enterprise固有のセキュリティ機能
- 認証・準拠規格
- どのプランを選ぶべきか -- 導入判断フローチャート
- 利用人数で絞る
- セキュリティ要件で絞る
- コストで絞る
- 教育機関の場合
- 日本企業の導入事例
- 楽天
- トヨタコネクテッド
- ダイキン
- 2026年のモデルとアップデート状況
- ChatGPT Enterprise導入前に確認すべきこと
- FAQ
- ChatGPT Enterpriseの料金はいくらか
- ChatGPT BusinessとEnterpriseの違いは何か
- ChatGPT TeamはなくなったのかBusinessとは別のプランか
- ChatGPT Eduはどの教育機関が使えるか
- ChatGPT Enterpriseのデータはモデル学習に使われるか
- ChatGPT EnterpriseはHIPAAに対応しているか
- 150名未満だがEnterpriseの機能が必要な場合はどうすればよいか
筆者 天秤AIメディア編集部 / GMO天秤AI株式会社
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ChatGPT Enterpriseの価格と法人プランの違い -- Team/Enterprise/Eduを比較する
ChatGPT Enterpriseの価格は1ユーザーあたり月額約60ドルで、年間契約・150席以上が必須となる。少人数で始めたいならChatGPT Business(旧Team)が月額25ドルから使え、大学向けにはChatGPT Eduが用意されている。法人プランの選択は「何人で使うか」と「どこまで管理統制が必要か」の2軸で決まる。
この記事の内容は2026年2月時点の情報に基づく。OpenAIはプラン体系を頻繁に改定しているため、契約前に公式サイト(https://openai.com/business/chatgpt-pricing/)で最新情報の確認を推奨する。
ChatGPT法人プランは3種類ある
OpenAIが法人向けに提供しているChatGPTのプランは、Business、Enterprise、Eduの3つ。2025年8月29日に「ChatGPT Team」が「ChatGPT Business」へ名称変更されたため、旧名で覚えている人は読み替えが必要になる。
Business(旧Team)は2名から契約できる小〜中規模向け。Enterpriseは150席以上の大規模組織向け。Eduは大学・教育機関専用で、学生・教員・研究者が対象となる。
ChatGPT法人プラン比較表
| 項目 | Business(旧Team) | Enterprise | Edu |
| 価格 | 年払い20ドル/月、月払い25ドル/月 | 個別見積(目安: 約60ドル/月) | 個別見積 |
| 最低利用人数 | 2名 | 約150名 | 教育機関単位 |
| 契約形態 | 月額 or 年額 | 年間契約 | 年間契約 |
| 年間最低コスト | 約600ドル(2名年払い) | 約108,000ドル(150名) | 非公開 |
| モデルアクセス | GPT-5.4 Thinking、GPT-5.3 Instant | GPT-5.4 Thinking、GPT-5.3 Instant | GPT-5.4 Thinking、GPT-5.3 Instant |
| メッセージ上限 | ユーザー単位の上限あり | GPT-5.3 Instantは実質無制限 | 共有クレジットプール |
| コンテキストウィンドウ | 標準(128K) | 拡張(128K以上) | 標準(128K) |
| SSO(SAML) | あり | あり | あり |
| SCIM自動プロビジョニング | なし | あり | あり |
| ドメイン認証 | なし | あり | あり |
| データ保持期間の設定 | なし | カスタム可能 | カスタム可能 |
| データレジデンシー | なし | 選択可能 | 一部対応 |
| Enterprise Key Management | なし | あり | なし |
| HIPAA BAA | なし | 要相談(別途契約) | なし |
| DLP連携 | なし | あり(Compliance API) | なし |
| 監査ログ | 基本的な利用状況 | 詳細な監査ログ | 基本的な利用状況 |
| カスタムGPT組織展開 | ワークスペース内共有 | 組織全体に一括展開 | ワークスペース内共有 |
| 専任サポート | なし | 専任AIアドバイザー + 24/7 SLA付き | なし |
| モデル学習への利用 | されない | されない | されない |
出典: OpenAI公式 ChatGPT Pricing(https://openai.com/business/chatgpt-pricing/)、OpenAI Help Center(https://help.openai.com/)
ChatGPT Enterpriseの価格体系
基本価格と契約条件
ChatGPT Enterpriseの価格はOpenAIの営業チームとの直接交渉で決まる。公式サイトに定価の掲載はない。
公開されている情報と複数の導入事例を総合すると、1ユーザーあたり月額45〜75ドルが相場で、中央値は約60ドル。最低150席・年間契約が基本条件のため、最低でも年間約108,000ドル(約1,600万円、1ドル150円換算)の予算が必要になる。
席数が多いほど単価は下がる。数千席規模の契約では40ドル台まで下がる事例もある。複数年契約でも追加の値引き交渉が可能だ。
非営利団体向け割引
非営利団体(NPO)には75%割引のプログラムがある。適用されると1ユーザーあたり約15ドル/月。対象条件はOpenAIの審査による。
クレジットベースの課金
2025年以降、Enterprise(とEdu)は「クレジットプール」方式を導入している。高度な機能(Deep Research、高負荷の推論モデル等)の利用量を契約時にクレジットとして購入し、ワークスペース全体で共有する仕組みだ。
Businessではユーザーごとに上限が設定され、超過分はワークスペースのクレジットプールから消費される。Enterpriseでは全ユーザーが共有プールから利用する。
ChatGPT Business(旧Team)の価格と特徴
価格
年払いで1ユーザーあたり月額20ドル、月払いでは25ドル。2026年4月2日の改定で月額5ドルの値下げが入った(改定前は年払い25ドル、月払い30ドル)。
2名から契約でき、250名未満の組織が主な対象。250名を超える場合はEnterpriseへの移行をOpenAIが推奨している。
Enterpriseとの機能差
Businessにあるもの:
- GPT-5.4 Thinking / GPT-5.3 Instantへのアクセス
- 共有ワークスペースと管理コンソール
- SAML SSO
- SOC 2 Type 2準拠
- カスタムGPTの作成と共有
- Codexシートの追加購入
- 60以上のアプリ連携
Businessにないもの(Enterprise専用):
- SCIMによるユーザー自動プロビジョニング
- ドメイン認証
- データ保持期間のカスタム設定
- データレジデンシー(データ保管地域)の選択
- Enterprise Key Management(顧客管理の暗号鍵)
- Compliance APIとDLP連携
- 詳細な監査ログ
- 専任AIアドバイザー
- 24/7のSLA付きサポート
年間コストの差は大きい。10名のチームなら、Businessは年間3,000ドル。同じ10名でEnterpriseに入ることは(最低席数の制約から)そもそもできない。50名でBusinessなら年間15,000ドル、Enterpriseに入れたとしても年間36,000ドル以上。SCIMやEKMが不要で、SSO・SOC 2があれば十分という組織はBusinessで事足りる。
ChatGPT Eduの価格と特徴
ChatGPT Eduは大学・教育機関専用のプランで、価格は個別見積制。OpenAIの営業チームに問い合わせる形になる。
カリフォルニア州立大学が2025年に学生46万人・教職員6万人規模で導入した実績がある。大規模な教育機関向けに一括交渉で単価を下げるモデルだ。
Eduの主な機能
- GPT-5.4 Thinking / GPT-5.3 Instantへのアクセス
- Study Mode(対話形式の学習支援機能)
- データ分析、Web検索、ファイルアップロード
- カスタムGPTの作成と学内共有
- SAML SSO、SCIM
- 管理コンソール(学内のユーザー・グループ管理)
- 入出力データはモデル学習に使われない
EnterpriseとEduの違い
EduにはEnterprise Key Management、データレジデンシー選択、Compliance API、HIPAA BAA対応がない。学術用途がメインのためDLPや監査ログの要件がEnterpriseほど厳しくなく、その分コストも抑えられている。
一方、Study Modeのような教育特化の機能はEduのみ。学生が理解度に応じた対話的な学習ができる仕組みで、単にEnterpriseを教育機関に売っているわけではない。
セキュリティ機能の詳細
法人がChatGPTを導入する際、セキュリティ要件は最も重い判断材料になる。プランごとのセキュリティ機能を整理する。
全法人プラン共通
- 入出力データはモデルの学習・改善に使われない
- データはAES-256で暗号化して保存、転送時はTLS 1.2以上
- SOC 2 Type 2認証を取得済み(セキュリティ・可用性・機密性・プライバシーの統制を第三者が監査)
- SAML SSOに対応
Enterprise固有のセキュリティ機能
Enterprise Key Management(EKM): 顧客が自社の暗号鍵でデータを暗号化できる。OpenAI側が鍵を持たないため、仮にOpenAIのインフラが侵害されてもデータは保護される。金融機関や医療機関で求められる要件だ。
データ保持期間のカスタム設定: 会話データの保持期間を組織のポリシーに合わせて設定できる。ゼロリテンション(保持しない)の選択肢もある。
データレジデンシー: データの保管地域を指定できる。GDPRや各国のデータ保護法への対応に必要。
Compliance API: サードパーティのDLP(データ漏洩防止)ツールと連携し、PII(個人識別情報)やPHI(保護対象医療情報)、財務データなどの送信を監視・ブロックできる。
HIPAA BAA: 医療機関向けにBusiness Associate Agreement(事業者関連契約)を締結できる。ただし自動適用ではなく、OpenAIとの個別交渉・審査が必要。2024年にはChatGPT for Healthcareという医療特化版も登場している。
詳細な監査ログ: 誰が・いつ・何を・どのGPTで行ったかを記録し、コンプライアンス監査に対応する。
認証・準拠規格
OpenAIは以下の認証を取得している(Business/Enterprise/Edu共通):
- SOC 2 Type 2
- ISO/IEC 27001(情報セキュリティマネジメント)
- ISO/IEC 27017(クラウドセキュリティ)
- ISO/IEC 27018(クラウド上の個人情報保護)
- ISO/IEC 27701(プライバシー情報マネジメント)
- GDPR対応
- CCPA対応
出典: OpenAI Security and Privacy(https://openai.com/security-and-privacy/)、OpenAI Enterprise Privacy(https://openai.com/enterprise-privacy/)
どのプランを選ぶべきか -- 導入判断フローチャート
法人プランの選択は以下の判断基準で絞り込める。
利用人数で絞る
2〜249名ならBusinessが現実的な選択肢。150名以上でEnterpriseの最低席数を満たせるなら、要件次第でEnterpriseも検討対象に入る。250名以上はOpenAI自身がEnterprise推奨としている。
セキュリティ要件で絞る
SSOとSOC 2で十分ならBusiness。以下のいずれかが必要ならEnterprise一択になる:
- SCIM(ユーザーの自動プロビジョニング/デプロビジョニング)
- 顧客管理の暗号鍵(EKM)
- データ保持期間のカスタム設定
- データ保管地域の指定
- DLP連携
- HIPAA BAA
コストで絞る
年間予算の目安:
- 10名: Businessで年間3,000ドル(約45万円)
- 50名: Businessで年間15,000ドル(約225万円)
- 150名: Businessで年間45,000ドル(約675万円)、Enterpriseで年間108,000ドル〜(約1,620万円〜)
- 500名: Businessで年間150,000ドル(約2,250万円)、Enterpriseで年間270,000ドル〜(約4,050万円〜)
同じ150名でもBusinessとEnterpriseでは2倍以上のコスト差がある。SCIMやEKMが本当に必要かを精査すべきだ。
教育機関の場合
大学・教育機関はEdu一択。Study Modeや学内ワークスペースなど教育特化の機能があり、Enterpriseほどの管理統制は不要なケースが多い。ただし、医療系大学で患者データを扱うような場合はHIPAA BAA対応が必要になるため、Enterpriseとの併用やChatGPT for Healthcareの検討も必要になる。
日本企業の導入事例
楽天
2024年時点で毎日AIを使って業務する社員が8,000人に達した。ChatGPT Enterpriseを全社導入し、議事録作成、翻訳、営業メールのドラフト作成、社内資料作成に活用している。
トヨタコネクテッド
全社員のリスキリングを経営課題として掲げ、Enterpriseプランを選択。全社に安全な利用基盤を整備した上で、業務効率と付加価値の向上に取り組んでいる。
ダイキン
複雑な業務プロセスの自動化やデータ分析支援にChatGPT Enterpriseを活用している。
いずれも数千人規模の組織で、SSO・SCIM・監査ログといった管理機能がEnterprise選択の決め手になっている。
出典: note「日本におけるChatGPT Enterprise導入事例(2024〜2025)」(https://note.com/okada_ai/n/n145a56cc8e7b)
2026年のモデルとアップデート状況
2026年2月13日時点で、ChatGPTのモデルはGPT-5ファミリーに統一された。GPT-4シリーズ(GPT-4o等)とoシリーズ(o1、o3等)は退役済みで、現在は以下のモデルが利用できる。
- GPT-5.4 Thinking: 推論に強いモデル。コンテキストウィンドウ196Kトークン
- GPT-5.3 Instant: 高速応答モデル。コンテキストウィンドウ128Kトークン
Enterpriseでは GPT-5.3 Instantのメッセージが実質無制限。Business / Eduはユーザー単位またはクレジットプール単位で上限がある。
GPT-4oは2026年4月3日にカスタムGPT内からも完全退役する予定のため、GPT-4oベースでカスタムGPTを構築している組織は移行作業が必要だ。
ChatGPT Enterprise導入前に確認すべきこと
契約交渉に入る前に、社内で以下を整理しておくと見積もりの精度が上がり、交渉もスムーズになる。
利用人数の見通し: 初期の席数と1年後の拡大見込み。席数が多いほど単価が下がるため、部門単位ではなく全社で見積もりを取るほうが有利。
必須のセキュリティ要件: 自社の情報セキュリティポリシーに照らして、EKM・SCIM・データレジデンシー・DLPのどれが必須かを洗い出す。「あれば安心」程度の要件なら、Businessで十分かもしれない。
既存のIdP環境: Okta、Azure AD、Google Workspaceなど、現在使っているID管理基盤とのSSO/SCIM連携の要件を確認する。
データ保持ポリシー: 会話データをどのくらいの期間保持するか、ゼロリテンションが必要か。業種や規制によって異なる。
予算と承認プロセス: 年間契約が前提のため、予算確保と社内稟議のスケジュールを逆算する。150席 x 60ドル x 12か月 = 108,000ドルが最低ラインの目安。
FAQ
ChatGPT Enterpriseの料金はいくらか
公式の定価はなく、OpenAI営業チームとの個別交渉で決まる。目安は1ユーザーあたり月額45〜75ドルで、中央値は約60ドル。最低150席・年間契約が基本条件のため、年間最低約108,000ドル(約1,600万円)が必要。
ChatGPT BusinessとEnterpriseの違いは何か
Businessは月額25ドル/ユーザーで2名から始められる。Enterpriseは150名以上・年間契約で、SCIM自動プロビジョニング、Enterprise Key Management、データ保持期間のカスタム設定、データレジデンシー、Compliance API、DLP連携、専任サポートが追加される。SSO・SOC 2はどちらにもある。
ChatGPT TeamはなくなったのかBusinessとは別のプランか
ChatGPT Teamは2025年8月29日にChatGPT Businessへ名称変更された。同一のプランで、機能は引き継がれている。旧Teamの契約はそのままBusinessとして継続される。
ChatGPT Eduはどの教育機関が使えるか
大学・学区・教育機関が対象。個人の学生や小中高校が直接契約するプランではなく、機関単位でOpenAI営業チームに問い合わせる形になる。カリフォルニア州立大学が学生46万人規模で導入した実績がある。
ChatGPT Enterpriseのデータはモデル学習に使われるか
使われない。Business、Enterprise、Eduのいずれも、入出力データがモデルの学習や改善に利用されることはないとOpenAIは明言している。
ChatGPT EnterpriseはHIPAAに対応しているか
HIPAA BAA(事業者関連契約)の締結は可能だが、自動適用ではない。OpenAIとの個別交渉・審査を経て契約する必要がある。医療データを本格的に扱う場合は、2024年に登場したChatGPT for Healthcareも選択肢に入る。
150名未満だがEnterpriseの機能が必要な場合はどうすればよいか
OpenAI営業チームに相談する価値はある。公式には150席が目安とされているが、交渉次第で柔軟に対応される場合もある。ただし、席数が少ないと単価は高くなる。SCIMやEKMが本当に必要かを再検討し、Businessで代替できないかも併せて検討すべきだ。
