ChatGPT
Adobe、「Photoshop for ChatGPT」を発表。会話だけでプロ級の画像編集ができる時代へ
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会話だけでプロ級の画像編集ができる時代が、ついに始まりました
2025年12月10日、Adobeは「Adobe Apps for ChatGPT」を発表しました。ChatGPT上でPhotoshop、Adobe Express、Adobe Acrobatといった主要クリエイティブツールが利用可能になります。特筆すべきは、無料ユーザーを含む全ChatGPTユーザーが対象という点です。世界をリードするクリエイティブアプリと、週に数億人が利用するプラットフォームの融合によって、「やりたいこと」を言葉にするだけで本格的な画像編集が可能になりました。
◆ どんな点が便利?
◎ 専門知識がなくても本格的な画像編集ができます
「この写真をモノクロにして」「背景にアート効果をかけて」といった自然な言葉で指示するだけで、Photoshopが持つプロフェッショナルな機能をChatGPTが代わりに操作してくれます。これまで「どのメニューを開けばいいか」「どの設定が最適か」を調べる必要がありましたが、その試行錯誤から解放されます。
◎ 部分的な編集も会話で指定できます
「人物以外にだけエフェクトをかけて」「メガネを避けて色を変えて」といった細かな指定も可能です。従来は複雑な選択作業が必要でしたが、ChatGPTが自動で対象を認識して処理を実行します。思いどおりの仕上がりに近づきやすくなります。
◎ 元の写真を壊さずに編集できます
AI画像生成とは異なり、手元にある写真をそのまま編集する仕組みです。アップロードした写真の構図や被写体はそのままに、色調補正やエフェクト適用だけを行います。大切な思い出の写真も安心して加工できます。
◎ スライダーで微調整も可能です
ChatGPTが提案した編集結果に対して、細かな調整を加えることもできます。各エフェクトの強度をスライダーで変更すれば、自分好みの仕上がりに調整できます。出力された画像をクリックするとスライダーが出現します。

◆ どうやって使う?
ChatGPTの設定画面から「アプリとコネクター」を開き、「Adobe Photoshop」を選択して接続します。
接続後は、チャット欄に写真をアップロードして「Adobe Photoshop、この写真の人物を目立たせて」のように指示するだけです。チャット欄左下の「+」ボタンから「Photoshop」を選ぶ方法でも利用できます。
利用料金は無料です。ChatGPTの無料プランでも有料プランでも、追加費用なしで使えます。

◆ 開発の背景
Adobeは今回の発表について「アイデアがあれば誰でも、自分の言葉でやりたいことを説明するだけで、無料でクリエイティブに自分を表現できるようになる」と述べています。
Photoshopは写真家やイラストレーターが日常的に使う業界標準のツールですが、高機能ゆえに習得に時間がかかる側面がありました。ChatGPTとの連携によって、専門的なスキルを持たない人でもプロ品質の編集機能にアクセスできるようになります。
同社は「これはまだ始まりに過ぎない」とも語っており、今後さらなる機能追加が予定されています。
◆ まとめ
- ChatGPT上でPhotoshopの編集機能が無料で利用可能になりました。
- 自然な言葉で指示するだけで、部分編集やエフェクト適用ができます。
- Adobe Express(デザイン作成)やAdobe Acrobat(PDF編集)も同時に対応しました。
