ChatGPT
ChatGPT、グループチャット機能をリリース
-
-

[]
OpenAIはChatGPTに「グループチャット機能」を実装し展開を開始しました。これにより、最大20人のメンバーとChatGPTが同じ会話空間で協働し、アイデア出しや意思決定をリアルタイムで支援できるようになりました。
◆ どんなふうに良い?
◎ チーム全員が同じチャット内で議論を深められます
従来の「個別に質問して結果を共有」という手間が不要になり、メンバー全員が同じ会話の流れの中でAIと対話できます。議論の履歴が共有されるため、誰かが途中参加しても話の流れを追いやすくなります。
◎ ChatGPTが会話の全体像を理解して適切に応答します
AIは会話全体の流れや背景を把握し、必要なタイミングで提案や情報を提供します。質問されていないときも、議論の展開に応じて自然に介入できるため、まるでチームの一員のように感じられます。
◎ 個人のメモリは完全に分離されています
グループチャット内での会話は共有されますが、各ユーザーの個人的なメモリや過去のやり取りは他のメンバーに公開されません。プライバシーを保ちながら、安心してチームで利用できます。
◎ プラン問わず誰でも使えます
FreeプランからProプランまで、すべてのユーザーが利用可能です。チーム内で異なるプランを使っていても、同じグループチャットに参加できます。なお、グループチャットとしての明確な会話数上限は公開されていませんが、通常のメッセージ送信回数などの制限が各プランで異なるため、グループチャットでもこれらの制限が影響すると考えられます。
◆ どうやって使う?
米国現地時間11月20日から、世界中でChatGPT Free、Go、Plus、Proプランのすべてのログイン済みユーザーを対象に利用可能になりました。
既存のチャット画面または新規チャット画面の右上にある人物アイコンをタップし、招待リンクを共有します。招待されたメンバーはプロフィール設定を済ませれば、すぐにグループチャットに参加できます。
なお、機能の展開には若干のタイムラグが発生する場合があります。すぐに表示されない場合も、数日以内に利用可能になる見込みですので、楽しみに待ちましょう。
◆ 開発の背景
OpenAIは、AIが個人だけでなくチーム全体の生産性を高める存在になることを目指してきました。グループチャット機能は、その構想を具体化したものです。
従来の「個別質問→結果共有」という方式では、情報の断片化や認識のズレが生じやすい課題がありました。この機能により、全員が同じ文脈で議論を進められるため、意思決定のスピードと質が向上すると期待されています。
搭載AIには「GPT-5.1 Auto」が採用され、会話の内容に応じて最適なモデルが自動選択される仕組みです。これにより、軽い質問から複雑な分析まで、柔軟に対応できるようになっています。
◆ まとめ
- 最大20人とChatGPTが同じ会話空間で協働し、アイデア出しや意思決定を支援します
- 会話の流れを理解したAIが、適切なタイミングで提案を行います
- 個人メモリは分離され、プライバシーが保護されます
- ChatGPT Free、Go、Plus、Proプランのすべてのログイン済みユーザーに利用可能
