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OpenAI、「GPT-5.1」を発表 ‐"温かさ"が帰ってきた、ChatGPTの新時代‐

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OpenAI、「GPT-5.1」を発表 ‐"温かさ"が帰ってきた、ChatGPTの新時代‐
OpenAI、「GPT-5.1」を発表

AIとの対話が、より人間らしく、より自然に

2025年11月13日(米国現地時間11月12日)、OpenAI は対話型 AI サービス「ChatGPT」の最新モデル「GPT-5.1」を発表しました。 これに伴い、11月14日(金)より【天秤AI・天秤AI Biz】でも「GPT-5.1」を ご利用いただけるようになりました。

今回のアップデートでは、8月に公開された GPT-5 に寄せられたユーザーからのフィードバックを踏まえ、対話体験の改善に重点が置かれています。

◆ どんなふうに良い?

◎ 「温かく」「親しみやすい」会話が標準に

GPT-5.1 Instantは、従来モデルと比べて会話の雰囲気が大きく改善されています。 例えば、ストレスを感じているユーザーへの返答では、 旧GPT-5が箇条書きで機能的なアドバイスを並べるのに対し、 GPT-5.1 Instantは「大丈夫だよ」と名前を呼びかけ、共感しながら寄り添うような言葉から始めます。 これにより、AIが単なる情報提供ツールから、感情に配慮できる対話パートナーへと進化しました。

◎ 複雑な質問には「考える」時間を自動調整

新しく搭載された「適応型推論」により、質問の難易度に応じて思考時間を動的に変化させる機能が実装されました。 簡単な質問には従来の約2倍の速さで応答し、複雑な問題では最大2倍の時間をかけて深く分析します。 数学やコーディングといった専門的な課題にも、より正確に答えられるようになりました。

◎ より明確で分かりやすい表現に

特に高度な推論を担う「GPT-5.1 Thinking」では、専門用語や未定義の言葉が減り、 技術的な説明もよりわかりやすくなっています。 ビジネスシーンで技術者以外のユーザーがAIツールを活用する際に、理解しやすさが格段に向上しています。

◎ カスタマイズ機能が大幅に拡充

「プロフェッショナル」「フレンドリー」「率直」といった性格プリセットを選択でき、 会話の途中でもAIがトーンの変更を提案してくれます。 簡潔さ、温かさ、絵文字の頻度まで細かく調整可能で、あなたの好みに合わせた対話スタイルが実現します。

◆ どうやって使う?

GPT-5.1は、有料プラン(Pro、Plus、Go、Business)のユーザーから順次展開されており、 その後、無料ユーザーやゲストユーザーにも展開される予定です。 ChatGPTにアクセスすると、自動的に最適なモデル(GPT-5.1 Auto)が選択されるため、特別な設定は不要です。 手動でモデルを選ぶこともでき、従来のGPT-5も今後3か月間はレガシーモデルとして利用できます。

API経由でも11月中旬に「gpt-5.1-chat-latest」(Instant)と「GPT-5.1」(Thinking)として提供開始される予定です。

◆ 開発の背景

今回のアップデートは、GPT-5のリリース後にユーザーから寄せられたフィードバックへの対応となります。 8月のGPT-5発表直後、多くのユーザーが「会話が不自然」「温かみがない」と感じ、 SNS上では「#bringback4o」というハッシュタグが広がるなど、旧モデルのGPT-4oの復活を求める声が高まりました。

実際、OpenAIはユーザーの反応を受けてGPT-4oを選択可能にする対応を取った経緯があります。

OpenAIのアプリケーション担当CEO、フィジ・シモ氏は 「優れたAIは賢いだけでなく、会話していて楽しいものであるべきだと、ユーザーから明確に聞いています」とコメント。 今回のGPT-5.1は、性能だけでなくコミュニケーションスタイルの両面で改善し、ユーザー体験を重視した設計になっています。

◆ まとめ

  • GPT-5.1は「温かく」「親しみやすい」対話を標準装備し、AIとの会話がより自然に
  • 適応型推論により、簡単な質問には素早く、複雑な問題には深く考えて回答
  • 専門用語を減らし、誰にでも理解しやすい表現に進化
  • 性格プリセットや細かいカスタマイズ機能で、あなた好みの対話スタイルを実現
  • 有料ユーザーから順次展開中、無料ユーザーにも近日中に提供予定
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