ケース1.待ち合わせ A子さんは、B男君の遅刻と謝罪の欠如に対して失望と怒りを感じていると推測されます。30分も待たされたのに、B男君から謝罪の言葉がないことに対して不満を抱いているでしょう。

ケース2.仕事 A子さんは、C子さんの仕事の遅さに対して皮肉を込めて発言しています。本心では、C子さんの仕事の遅さに苛立ちを感じていると推測されます。

ケース3.プレゼン A子さんは、D男さんのプレゼンがあまりにも退屈で、途中で寝てしまうほどだったと皮肉を込めて伝えています。D男さんのプレゼンに対して失望していると推測されます。

ケース4.カフェ A子さんは、カフェラテの味に大満足しており、このカフェに来て良かったと心から思っていると推測されます。

ケース5.待ち合わせ2 A子さんは、B男君が時間通りに来たことに驚いていますが、過去の遅刻の経験から完全には信用していないようです。今後も遅刻しないことを期待していると推測されます。

ケース6.仕事2 A子さんは、C子さんの報告書が一般的な基準から外れていることを皮肉っています。報告書の内容や形式に問題があると感じていると推測されます。

ケース7.料理 A子さんは、D男君が作ったカレーの味のバランスが予想外だったと言っています。これは、味がおいしくなかったことを遠回しに伝えていると推測されます。D男君の料理の腕前に失望していると思われます。

＜ケース1：待ち合わせ＞
B男が30分も遅刻してきたうえに謝罪の言葉もなかったため、A子は「心配していたのに、ちょっと無神経かも…」と感じ、ホッとした反面モヤモヤした気分が残っていそうです。「事故じゃなくて本当によかった」という安堵と、「30分も待ったのに謝罪がないのは寂しい」という軽い怒りや落胆が入り混じった心情でしょう。

＜ケース2：仕事＞
大量の仕事に追われるC子の姿を見たあとに「仕事が早いのね」と声をかけたA子の内心は、「どうやら大変そうだな…でも言い方が皮肉っぽくなっちゃったかも」という微妙な感情があるかもしれません。C子のスピードが遅いとは思っていないものの、まだ終わっていない状況を見て少しイラッとしつつ、表面上は軽くほめるように振る舞っています。半分あきれながらも励ます気持ちが少し混ざっているような心持ちです。

＜ケース3：プレゼン＞
「途中で寝ちゃうぐらい良かった」という表現は、明らかに皮肉混じりの冗談めいたもの。A子の本音としては「そこまで刺激的ではなかった」「退屈だった部分もあった」と感じている可能性があります。D男が素直に受け止めているのを見て、「悪いこと言っちゃったかしら…」という後ろめたさや、「でもまぁ、言いたいことは伝わったはず」という少し開き直った気分もあるでしょう。

＜ケース4：カフェ＞
評判通りのおいしいカフェラテを飲んで大満足しているA子は、素直に「来てよかった！」と感じています。期待を裏切られなかったことで、気持ちも明るくなり、「ここはリピート決定だわ」と思うほど満たされた気分でしょう。ノンストレスな状況で、本当にご機嫌な様子です。

＜ケース5：待ち合わせ2＞
B男が時間通りに来たことで、A子は驚きつつもうれしく思っています。過去の遅刻を何度も経験しているだけに、「本当に守ってくれたんだ！」という安堵と、「これでまた信用しても大丈夫かな？」という少しの不安が混ざった感情でしょう。けれども「このまま遅刻しないでほしい」という期待のほうが大きく、前向きに信じたいという気持ちになっています。

＜ケース6：仕事2＞
C子の報告書の「すごく個性的」という評価は、A子のなかでは「予想と違ったけれど、結果的に面白い」と感じたようです。表現としては褒めているように聞こえますが、その独自性に「良いのか悪いのか判断がつかない…」という戸惑いも隠れているかもしれません。とはいえ「人とは違う発想力があるのは面白い」とポジティブに思っている部分もあり、半分驚き、半分好印象といったところでしょう。

＜ケース7：料理＞
「本当にすごかった」「予想外だった」と言いながらも、A子の言葉選びからは「想像とかなり違う味だった」という感覚がにじんでいます。とはいえ、「食べられないほど合わないわけではなかったけれど、褒めるにはちょっと微妙…」という複雑な思いがありそうです。一方で、D男が積極的に作ってくれたことには感謝等の好意もあり、「せっかく作ってもらったから喜ばせたい」という気遣いがうかがえます。結果として、驚きや戸惑いを含む複雑だけれどまずまず肯定的な気持ちになっているでしょう。